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2019年5月のFacebook規約改定・仕様変更発表まとめ

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2019年5月に公式発表された、Facebookの主要な規約改定・仕様変更等のまとめです。

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※規約改定については原則として原文(英語版)の変更点を対象としています。このため、日本語版未反映の内容を扱うことがあります。

規約改定:広告ポリシー

4.29. 禁止されているコンテンツ>禁止されている金融商品や金融サービス

2019年6月5日(米国時間)より、差金決済(CFD)の広告が禁止されることが発表されました。(広告ポリシーの該当部分も更新済み)

5.11. 制限コンテンツ>暗号通貨関連の商品やサービス

暗号通貨(仮想通貨)の広告に関する規制(事前に書面許可が必要)の対象が、「暗号通貨および関連製品・サービス」から、「暗号通貨の取引、もしくは関連製品・サービス」と変更されました。
イベント/教育やニュース、ブロックチェーン技術情報など、暗号通貨の取引に直接関係のないものであれば、書面許可なしでも広告を出稿できます。

5.12. 薬物およびアルコール依存症治療

制限対象となる「アルコール依存症治療」サービスの具体例が追記されました。

※参照:Facebook広告ポリシー
 https://www.facebook.com/policies/ads/新しいウィンドウで開きます
  4.29. Prohibited Financial Products and Services / 禁止されている金融商品や金融サービス (補足)
 https://www.facebook.com/policies/ads/prohibited_content/prohibited_financial_products_and_services新しいウィンドウで開きます
  5.11. Cryptocurrency Products and Services / 暗号通貨関連の商品やサービス (補足)
 https://www.facebook.com/policies/ads/restricted_content/cryptocurrency_products_and_services新しいウィンドウで開きます
  Updating our ad policies for financial services and products - Facebook for Business (2019/05/09)
 https://www.facebook.com/business/news/updating-our-ad-policies-for-financial-services-and-products/新しいウィンドウで開きます

規約改定:ページ、グループ、イベントに関するポリシー

2.6. 一般ポリシー>薬物およびアルコール依存症治療

項目が追加されました。ページ・グループ・イベントでの薬物・アルコール依存症治療の宣伝について、誤解を招くもの、患者に有害なもの、違法なものが禁止されます。

7. 求人ポリシー

Facebook上の求人投稿に関する本セクションの規定がページおよびグループの全投稿に適用されるものであること、求人投稿はコミュニティ規定にも準拠する必要があることなどが冒頭に追記されました。

※参照:Facebook ページ、グループ、イベントに関するポリシー
 https://www.facebook.com/policies/pages_groups_events/新しいウィンドウで開きます

規約改定:コミュニティ規定

1. 暴力と煽動

  • セクション名が「暴力行為に関する信憑性の高い発言」から変更されました。
  • これに伴い、禁止事項の例も改訂され、明確に暴力行為の意思があるものでなくても、削除・ペナルティ対象であることが規定されました。
  • また、禁止行為の例が、重度の暴力(殺人など)と中程度の暴力(傷害など)に分けて記述されるようになりました。

※参照:Facebookコミュニティ規定>1. 暴力と煽動 (Violence and Incitement)
 https://www.facebook.com/communitystandards/credible_violence新しいウィンドウで開きます

9. いじめと嫌がらせ

  • 旧セクション9. いじめ(Bullying)・10. 嫌がらせ(Harassment)が統合され、それに合わせて全体が改訂されました。旧11以降は1つずつ番号が繰り上がります。
  • 「公人・著名人に本規定は適用されない」という内容が改訂され、ヘイトスピーチのような他のポリシーに明確に違反する行為でなくても「本人を直接タグ付けしての暴言など苛烈な攻撃は削除する」のように、公人・著名人についても一定の保護が得られる記述が追加されました。
  • 13~18歳のユーザーについてはさらに重点的な保護が適用されることが明示されました。

※参照:Facebookコミュニティ規定>9. いじめと嫌がらせ(Bullying and Harassment)
 https://www.facebook.com/communitystandards/bullying新しいウィンドウで開きます

12.(旧13.) 暴力や過激な描写を含むコンテンツ

  • 児童虐待コンテンツの禁止対象について、動画(videos)だけでなく写真(photos)が追加されました。
  • 冒頭警告表示・年齢制限(18歳未満視聴不可)が適用される動画コンテンツに、「狩猟・調理・食品加工等で動物の体を切断する動画」が追加されました。

※参照:Facebookコミュニティ規定>12. 暴力や過激な描写を含むコンテンツ (Violence and Graphic Content)
 https://www.facebook.com/communitystandards/graphic_violence新しいウィンドウで開きます

19.(旧20.) 追悼アカウント

  • ユーザーが亡くなった場合の追悼アカウント化の条件について、「ユーザーが亡くなったことをFacebookが認識したら」という記述が削除され、「友達および家族が追悼アカウント化のリクエストを出せる」と明記されました。

※参照:Facebookコミュニティ規定>19. 追悼アカウント (Memorialization)
 https://www.facebook.com/communitystandards/memorialization新しいウィンドウで開きます

仕様変更:動画のおすすめ表示に関するアルゴリズム変更

動画ニュースフィード(Facebook Watchなど)のおすすめ表示アルゴリズムについて、以下の影響が加わることが発表されました。

  • ユーザーのFacebookページに対するファン度、動画を意図的に見に行っているか
  • 視聴時間…最低限1分以上見られていることが必須で、以降平均視聴時間が3分増えるごとに表示優先度ランクが上がる
  • コンテンツのオリジナリティが高いかどうか

※参照:Updates to Video Ranking - Facebook Newsroom (2019/05/06)
 https://newsroom.fb.com/news/2019/05/updates-to-video-ranking/新しいウィンドウで開きます

仕様変更:Facebook Liveのペナルティ厳格化

Facebook Liveでは、これまで違反行為をした場合、初回はコンテンツの削除などにとどまっていましたが、今回大幅に厳格化され、違反内容によっては初回からいきなり一定期間(30日間など)Facebook Live利用禁止のような上位のペナルティが適用されるようになります。

※参照:Protecting Facebook Live from Abuse and Investing in Manipulated Media Research / Facebook Liveの悪用からの保護と情報操作対策への投資について (2019/05/14)
 https://newsroom.fb.com/news/2019/05/protecting-live-from-abuse/新しいウィンドウで開きます
 https://ja.newsroom.fb.com/news/2019/05/protecting-live-from-abuse/新しいウィンドウで開きます

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