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2019年8月のFacebook規約改定・仕様変更発表まとめ
2019年8月に公式発表された、Facebookの主要な規約改定・仕様変更等のまとめです。
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※規約改定については原則として原文(英語版)の変更点を対象としています。このため、日本語版未反映の内容を扱うことがあります。
規約改定:ページ、グループ、イベントに関するポリシー
7. 求人ポリシー
7.7~7.10 マルチ商法、なりすまし、違法薬物関連、不適切な表現・文法に関する規制が追加されました。マルチ商法や違法薬物に関するビジネスの求人投稿、なりすましや不適切表現・誤字等を含む求人投稿は禁止対象となります。
※参照:Facebook ページ、グループ、イベントに関するポリシー
https://www.facebook.com/policies/pages_groups_events
規約改定・仕様変更:Facebook Messengerのマーケティング機能強化と、それに伴うプラットフォームポリシー更新
メッセージ新機能
企業向けにMessenger上で利用できるチャットボット用に、以下の機能がリリースされます。
- 見込み客獲得向けのテンプレート(8月末以降順次利用開始、広告マネージャで使用可能)
- 予約システム(現在ベータテスト中、今年中に全世界リリース予定)
- イベント/コンバージョン追跡機能(今年中にリリース予定)
Messenger Platform仕様変更/規約改定
新機能導入に伴い、2020年1月15日に、Messengerでのメッセージ送信に関する条件が変更され、プラットフォームポリシーの該当部分も改訂される予定です。
- 会話の24時間制限
標準のメッセージ送信の時間枠が24時間に変更されます。ユーザーからの問い合わせに対して会話を繋げるには、Facebookページ側は直近のメッセージに対して原則24時間以内に返信を行う必要があります。 - メッセージタグの機能統廃合
24時間の返信時間枠が切れた状態でも、特定目的に限ってFacebookページからAPI経由でユーザー側にメッセージ送信できる[メッセージタグ]の種類が、以下の4種類にまとめられます(減ります)。
従来の機能は2020/1/15までサポートされますが、それ以降は使用できなくなります。- 予約済みイベントのリマインド
- 購入後の連絡(請求書・明細書の送信等)
- アカウントに関する通知(登録情報の変更確認、不正アクセス検知等)
- 問い合わせ有人対応(問い合わせから7日間以内であれば有人で連絡できる)※クローズドベータ
- スポンサードメッセージ
24時間の返信時間枠が切れた状態でも、Facebookページからユーザー側に任意のメッセージを送信できる広告機能ができます。(広告費が必要) - 登録者向けメッセージ送信(Subscription Messaging)の仕様変更
メッセージの送信元が、Facebookの認証を受け「Facebook News Page Index」に登録された報道機関のみに制限されます。それ以外のユーザーは使用できません。
※参照:Messenger Updates Platform and Launches New Tools to Drive More Valuable Conversations Between People and Businesses
https://developers.facebook.com/blog/post/2019/08/29/messenger-launches-new-tools-to-drive-more-valuable-conversations-between-people-and-businesses/
Message Tags - Messenger Platform - Facebook for developers
https://developers.facebook.com/docs/messenger-platform/send-messages/message-tags
Sponsored Messages - Messenger Platform - Facebook
https://developers.facebook.com/docs/marketing-api/guides/messenger-sponsored/#sponsored
仕様変更:特定広告種別のカテゴリー登録義務化
米国居住者を対象として、[不動産][求人][クレジット与信]の3カテゴリーのMarketing API利用(外部ツールでの広告配信等)に関するカテゴリー指定が義務化されました。
これに伴って、米国居住者の絡まない広告も含めて、2019年12月4日までに適切な指定を行わない場合は、以降APIを使った広告配信ができなくなります。
- 上記3カテゴリーについて、広告出稿者・ツール開発者・配信対象者のいずれかに米国居住者が含まれる場合、広告出稿時には、該当カテゴリーを指定する必要があります。
- 広告内容が上記3カテゴリーでない場合や、広告出稿者・ツール開発者・配信対象者のいずれにも米国居住者が含まれない場合、カテゴリー指定に[NONE(なし)]を指定する必要があります。
※参照:New Marketing API Requirements for all Advertising Campaigns - Facebook for developers (2019/08/15)
https://developers.facebook.com/blog/post/2019/08/15/new-marketing-api-requirements-for-all-advertising-campaigns/
仕様変更:グループの公開設定方法変更
グループの公開設定について、これまで[公開][非公開][秘密]の3種類でしたが、[非公開][秘密]が統合されて[公開][プライベート]の2種類になりました。
[非公開](検索にはヒットする)と[秘密](検索にもヒットしない)の切り替えは、別途[検索可能]/[検索不可]の切り替え項目ができてそちらに継承されるので、公開設定自体は現状通り維持できます。
※参照:グループのプライバシー設定をより簡単に / Making Groups Privacy Settings Easier to Understand - Facebook newsroom (2019/08/14)
https://newsroom.fb.com/news/2019/08/groups-privacy-settings/
https://ja.newsroom.fb.com/news/2019/08/groups-privacy-settings/
新機能:Facebook外での行動追跡取得状況の管理機能
Facebookが提供するユーザー追跡ツールでFacebook以外のWebサイトやアプリがユーザーの行動状況を追跡している場合、ユーザー側でその情報を管理したり、関連付けを解除・拒否したりできるようになります。
※参照:アプリやウェブサイトがFacebookに送信しているデータの管理・確認が可能に / Now You Can See and Control the Data That Apps and Websites Share With Facebook - Facebook newsroom (2019/08/20)
https://newsroom.fb.com/news/2019/08/off-facebook-activity/
https://ja.newsroom.fb.com/news/2019/08/off_facebook_activity/
仕様変更:選挙・政治・社会問題関連の広告出稿者の確認強化(米国のみ)
米国内で選挙・政治・社会問題関連の広告を出稿する場合、組織識別番号等の提出を求められるようになります。
該当するものがない場合は、公開情報として電話番号・問い合わせ先メールアドレス・Webサイトなどの情報を登録する必要があります。入力した情報は[i]アイコンのクリックで表示される「この広告について」欄に掲載されます。
※参照:Updates to Ads About Social Issues, Elections or Politics in the US - Facebook newsroom (2019/08/28)
https://newsroom.fb.com/news/2019/08/updates-to-ads-about-social-issues-elections-or-politics-in-the-us/
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