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2020年6月のFacebook規約改定・仕様変更発表まとめ
2020年6月(~7月初め)に公式発表された、Facebookの主要な規約改定・仕様変更等のまとめです。
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※規約改定については原則として原文(英語版)の変更点を対象としています。このため、日本語版未反映の内容を扱うことがあります。
規約改定:コミュニティ規定
1. 暴力と扇動
- 死亡につながる恐れがある脅迫の禁止について、対象が人だけでなく「場所」にも拡大して適用されるようになりました。
- 深刻な傷害につながる脅迫の禁止について、対象に「名称不明だが特定されている個人」が追加されました。
- 投稿禁止対象に、【攻撃される可能性の高い人物の家族・関係者や職業活動を暴露するコンテンツ】が加わりました。(これまでは人物本人を直接暴露するものが禁止でしたが、対象が拡大されました)
※参照:1. Violence and Incitement / 暴力と扇動
https://www.facebook.com/communitystandards/credible_violence
4. 規制対象商品
投稿禁止対象に、【歴史的遺物】の取引・授受を試みるコンテンツが追加されました。
※参照:4. Regulated Goods / 規制対象商品
https://www.facebook.com/communitystandards/regulated_goods
7. 児童に対する性的搾取、虐待、児童のヌード
項目名が変更になり、性的要素を含まない児童虐待コンテンツの投稿禁止についてもこのセクションで扱われるようになりました。(13より移動・再編)
※参照:7. Child Sexual Exploitation, Abuse and Nudity / 児童に対する性的搾取、虐待、児童のヌード
https://www.facebook.com/communitystandards/child_nudity_sexual_exploitation
12. ヘイトスピーチ
ヘイトスピーチに関連した投稿について「Facebookでは、こうしたトピックに関連したユーモアや社会的な論評の投稿を認めています」という記述が削除されました。(グレーゾーンが減りました)
※参照:12. Hate Speech / ヘイトスピーチ
https://www.facebook.com/communitystandards/hate_speech
13.暴力や過激な描写を含むコンテンツ
性的要素を含まない児童虐待コンテンツの投稿禁止に関する記述が、7に移動・再編されました。
※参照:13. Violent and Graphic Content / 暴力や過激な描写を含むコンテンツ
https://www.facebook.com/communitystandards/graphic_violence
規約改定:プラットフォームポリシー
2020/6/9付でFacebookプラットフォームポリシーが更新され、[18. Account Kit]のセクションが削除されました。これに伴い、以降のセクションは番号が1つ繰り上がります。
※参照:Facebookプラットフォームポリシー
https://developers.facebook.com/policy/
規約改定:プラットフォーム利用規約&開発者ポリシー
従来のFacebookプラットフォームポリシーが、2020年8月31日をもって「プラットフォーム利用規約」と「開発者ポリシー」に分割・再編されることになりました。
知的所有権やデータ利用など中核となる法的要件が主に「プラットフォーム利用規約」に整備・再編され、アプリの種類別のガイドラインが「開発者ポリシー」に継承されることになります。
※参照:Simplifying Our Platform Terms and Developer Policies - Facebook for Developer (2020/07/01)
https://developers.facebook.com/blog/post/2020/07/01/platform-terms-developer-policies
Facebook Platform Terms - Facebook for Developer
https://developers.facebook.com/terms
Developer Policies - Facebook for Developer
https://developers.facebook.com/devpolicy
仕様変更:ニュースフィード表示アルゴリズム変更:ニュース記事の独自性・透明性を反映
ニュース記事について、ニュースフィードでの表示順位に関するアルゴリズムが更新されました。
1. オリジナルニュース記事の重視
引用状況などからどの記事がオリジナルであるかを判断し、オリジナルの記事を優先的にニュースフィードで上位表示させるようにします。当面は英語にて適用したのち、他言語にも拡大して適用する予定です。
2. 記事の透明性
記者もしくは編集者の記名がない記事は、ニュースフィードでの表示ランクが下がります。(Facebookが記事の著者名欄等を独自に確認します)
※参照:Prioritizing Original News Reporting on Facebook - About Facebook (2020/06/30)
https://about.fb.com/news/2020/06/prioritizing-original-news-reporting-on-facebook/
仕様変更:古い記事をシェアする際の注意表示
90日以上経過した記事をシェアしようとすると、注意喚起のダイアログを1枚挟む仕様変更が、全世界に適用されました。(シェアできなくなるわけではありません)
※参照:Providing People With Additional Context About Content They Share - About Facebook (2020/06/25)
https://about.fb.com/news/2020/06/more-context-for-news-articles-and-other-content/
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