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2020年12月のFacebook規約改定・仕様変更発表まとめ

記事タイトル画像:2020年12月のFacebook規約改定・仕様変更発表まとめ

2020年12月(~1月初め)に公式発表された、Facebookの主要な規約改定・仕様変更等のまとめです。

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※規約改定については原則として原文(英語版)の変更点を対象としています。このため、日本語版未反映の内容を扱うことがあります。

規約改定:Facebook利用規約

末尾の関連規約・ポリシー一覧に、「EU、EEA、および英国の利用者に関連するメッセージサービス利用規約」へのリンクが追加されました。

最終更新日の記載は2020/10/22のまま変更ありません。

※参照:Facebook利用規約
 https://www.facebook.com/legal/terms新しいウィンドウで開きます
 Changes to Facebook Messaging Services in Europe - About Facebook (2020/12/20)
 https://about.fb.com/news/2020/12/changes-to-facebook-messaging-services-in-europe/新しいウィンドウで開きます
 Facebook Messaging Services
 https://www.facebook.com/legal/terms/eecc/contract_summary新しいウィンドウで開きます
 European Electronic Communications Code
 https://www.facebook.com/legal/terms/eecc/flyout新しいウィンドウで開きます

規約改定:コミュニティ規定

5. 不正行為および詐欺

詐欺・偽造関連の投稿禁止項目が以下のように再編成・細分化されました。

  • 投資・金融詐欺…ローン詐欺、前金詐欺等
  • なりすまし詐欺…チャリティ詐欺、結婚/恋愛詐欺等
  • 商品・報酬詐欺…保険詐欺、補助金詐欺、虚偽求人情報等
  • 文書偽造…紙幣/金券偽造、修了/職業認定証偽造等
  • 盗品取引…クレジットカード詐取、個人情報や機密情報の不正取引等

※参照:5. Fraud and Deception / 不正行為および詐欺
 https://www.facebook.com/communitystandards/fraud_deception新しいウィンドウで開きます

6. 自殺と自傷行為

[ポリシーの理念]部分が加筆修正され、該当ライブ配信に対する即時停止措置への言及等が追加されました。

また、投稿禁止対象に、「自殺・自傷・摂食障害等の犠牲者・復帰者を侮辱するコンテンツ」が追加されました。

※参照:6. Suicide and Self-Injury / 自殺と自傷行為
 https://www.facebook.com/communitystandards/suicide_self_injury_violence新しいウィンドウで開きます

17. アカウントの保全性と実名の使用

セクション名が「偽装(Misrepresentation)」から変更され、なりすまし・偽名使用・複アカ以外の禁止項目が大幅に追加されました。また、ペナルティの程度が[アカウント即時停止]と[追加情報要求ののち措置を判断]に分かれ、重大な違反は即停止、なりすまし・1人での複数アカウント保持・複数人でのアカウント共有等は追加情報要求ののち判断となります。

新規の禁止項目は以下の通りです。

アカウント即時停止

  • コミュニティ規定に対する重大な違反行為、もしくは違反を繰り返す行為
  • コミュニティ規定で定義される危険人物/団体の主張代弁
  • 性犯罪歴(有罪確定者)、もしくは法律でFacebookの利用を禁止された人物による利用
    ※どちらも利用規約で既に記載あり

追加情報要求ののち措置を判断

  • 不正アクセスしたアカウントの利用
  • 空のアカウントの長期放置

※参照:17. Account Integrity and Authentic Identity / アカウントの保全性と実名の使用
 https://www.facebook.com/communitystandards/misrepresentation新しいウィンドウで開きます

18. スパム

基本理念の部分で、スパムの排除理由として「サービスのセキュリティ・安定性・ユーザビリティにとって脅威となりかねない」という記述が追加されました。

※参照:18. Spam / スパム
 https://www.facebook.com/communitystandards/spam新しいウィンドウで開きます

19. サイバーセキュリティ

基本理念の部分で、ユーザーの安全確保対象として(個人情報に加えて)「アカウントやサービス」、個人情報詐取を試みる行為がもたらす弊害として「アカウントやサービスを危険にさらしうる」という記述が追加されました。

※参照:19. Cybersecurity / サイバーセキュリティ
 https://www.facebook.com/communitystandards/cybersecurity新しいウィンドウで開きます

20. 偽装行為

基本理念の部分で、ポリシーの存在理由に「アカウントやサービスの安全を守る」という記述が追加されました。

※参照:20. Inauthentic Behavior / 偽装行為
 https://www.facebook.com/communitystandards/inauthentic_behavior新しいウィンドウで開きます

規約改定:広告ポリシー

4.3. 禁止されているコンテンツ>差別的な行為

信用取引・住宅・雇用関連広告で必要な追加設定が、米国に加えてカナダ向けの広告にも必要になりました。

※参照:4.3. Discriminatory Practices / 差別的な行為 - Facebook 広告ポリシー
 https://www.facebook.com/policies/ads/prohibited_content/discriminatory_practices新しいウィンドウで開きます

4.16. 禁止されているコンテンツ>不正行為および詐欺行為

禁止行為の例に「無料の商品と引き換えにレビューを提供するよう促すまたは要求すること」が追加されました。

※参照:4.16. Cheating and Deceitful Practices / 不正行為および詐欺行為 - Facebook広告ポリシー
 https://www.facebook.com/policies/ads/prohibited_content/cheating_and_deceitful_practicescheating_and_deceitful_practices新しいウィンドウで開きます

5.1. 制限コンテンツ>アルコール

タイ向けのアルコール(酒類)広告配信が禁止になりました。(従来は20歳以上のユーザー向けなら配信可)

※参照:5.1. Alcohol / アルコール - Facebook広告ポリシー
 https://www.facebook.com/policies/ads/restricted_content/alcohol新しいウィンドウで開きます

5.13. 制限コンテンツ>ソーシャルカジノゲーム

新設項目です。5.3(オンラインギャンブルおよびオンラインゲーム)から、金銭的価値のある報酬が一切発生しないカジノ風ゲーム(スロットやポーカーなど)に関する規定が分離独立したもので、これらは配信先年齢を18歳以上に設定すれば、Facebookの書面許可不要で広告が配信できます。

※参照:5.13. Social Casino Games / ソーシャルカジノゲーム - Facebook広告ポリシー
 https://www.facebook.com/policies/ads/restricted_content/social_casino_games新しいウィンドウで開きます

規約改定:ページ、グループ、イベントに関するポリシー

2.3. 一般ポリシー>ギャンブル

金銭的価値のある報酬が発生するオンラインゲームのFacebookページ・グループ・イベントの運営は、オンラインカジノと同様にFacebookから書面で許可を得る必要があるよう変更されました。

※参照:ページ、グループ、イベントに関するポリシー
 https://www.facebook.com/policies/pages_groups_events/新しいウィンドウで開きます

仕様変更:Facebookページ機能強化、ファン/フォロワーの一本化etc.

Facebookページについて様々な機能強化・仕様変更が発表されました。

  • 個別ニュースフィードの新設…個人とは別にFacebookページ単位のニュースフィードが用意されます。個人アカウントのニュースフィードと同様に、(個人ではなくページ名義で)フォローしている他のFacebookページの投稿や、その他のおすすめ投稿が表示されます。
  • Instagramの「ライブQ&A」(テキストチャットでリアルタイムに質問に答えるライブ配信)が、Facebookでも使用できるようになります。
  • ページへの「いいね!」廃止…現在「いいね!」と「フォロー」が別々に存在しているのが、「フォロー」に一本化されます。(個別投稿へのいいね!が廃止されるわけではありません)
  • 管理ツールの強化…インサイト、広告、コンテンツ、コミュニティ管理&連絡など、ページの機能別に管理権限を付与できるようになるなど、管理ツールの機能が強化されます。
  • 認証関連の優遇措置……認証バッジ持ちのFacebookページが他のFacebookページにコメントした場合、コメント表示順の優遇(上位表示)等のメリットが得られます。

※参照:Introducing the New Pages Experience - About Facebook (2021/01/06)
 https://about.fb.com/news/2021/01/introducing-the-new-page-experience/新しいウィンドウで開きます

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