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2021年12月の各種ブラウザ仕様変更発表まとめ
2021年12月に公式発表された、各種ブラウザ関連の主要な仕様変更発表のまとめです。
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要点
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Safari 15.2の新機能・仕様変更
Safari 15.2の主要な機能強化のまとめです。
- WebAssemblyの対応強化…割り当て可能なメモリが4GBに拡大し、より大規模な処理をWeb Assembly内で行えるようになりました。
- クロスオリジン対応用HTTPヘッダーへの対応…Cross-Origin-Opener-Policy(COOP)・Cross-Origin-Embedder-Policy(COEP)に対応します。サイト側のサーバー設定で以下のHTTPレスポンスヘッダーを出力するようにすれば、SharedArrayBufferやWeb Assemblyでのスレッド処理が利用可能になります。
Cross-Origin-Opener-Policy: same-origin
Cross-Origin-Embedder-Policy: require-corp - Canvas内2Dシェイプ描画の色空間対応拡張…canvas要素内の2Dグラフィック描画(シェイプ・テキスト等)の色空間に、Display P3を使用できるようになりました。sRGBと比べて高彩度の色が実現できるようになります。実際の色の実現度は、ディスプレイ側のDisplay P3対応状況に左右されます。
その他一部の不具合が解決されています。
※参照:New WebKit Features in Safari 15.2 - Webkit Blog (2021/12/13)
https://webkit.org/blog/12140/new-webkit-features-in-safari-15-2/
Safari 15.2 Release Notes - Apple Developer Documentation
https://developer.apple.com/documentation/safari-release-notes/safari-15_2-release-notes
Wide Gamut 2D Graphics using HTML Canvas - Webkit Blog (2021/12/14)
https://webkit.org/blog/12058/wide-gamut-2d-graphics-using-html-canvas/
Microsoft Edge:DOMメモリリーク用のデバッグツール追加
Edge 97より、開発者ツールに、DOMメモリリークのデバッグができる「Detached Elements」パネルが追加されます。(……と発表されましたが、Microsoft Edge 97.0.1072.55時点では見当たらず)
※参照:Debug memory leaks with the Microsoft Edge Detached Elements tool (2021/12/09)
https://blogs.windows.com/msedgedev/2021/12/09/debug-memory-leaks-detached-elements-tool-devtools/
Microsoft Edge公式Twitterアカウント(@MSEdgeDev)の投稿 (2021/12/10)
https://twitter.com/MSEdgeDev/status/1468996676010614792
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