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2022年3月のTwitter規約改定・仕様変更発表まとめ

記事タイトル画像:2022年3月のTwitter規約改定・仕様変更発表まとめ

2022年3月に公式発表された、Twitterの主要な規約改定・仕様変更等のまとめです。

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※規約改定については原則として原文(英語版)の変更点を対象としています。このため、日本語版未反映の内容を扱うことがあります。

要点

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規約改定:Twitterルール

Twitterにおける政府および国家当局関係メディアアカウントラベルについて

以下の変更が加わりました。

  • 政府アカウントの例に「防衛当局者」が追加されました。
  • ラベル付け除外条件から「個人的用途にのみ使用している」という記述が削除されました。公的コミュニケーションチャンネルとして使用されているかがラベル付け条件となることは変わりません。
  • 国家当局関係メディアのラベル付け条件の例について、該当組織の「幹部社員(senior staff)」が「著名な社員(prominent staff)」という表現に置き換えられました。
  • 本制度の適用対象地域に、ベラルーシおよびウクライナが追加されました。
  • 国家当局関係メディアのWebサイトへのリンクを含むツイートが、(投稿者を問わず)ラベル付けの対象となりました。Twitterはユーザーに対してこの種のツイートを推奨せず、拡散も行わないと宣言しています。

公共の利益にかなう場合のTwitterでの例外措置について

2018年の例外措置実行実績(5回)に関する記述が削除されました。

実質的な規制内容に変更はありません。

著作権に関するポリシー

以下の変更が行われました。

  • 著作権問題でコンテンツを削除された場合の撤回依頼先として、撤回依頼フォームへのリンクが追加されました。
    メールアドレスでの受け付けも引き続き行われますが、対応が最速なのはフォームの方です。
  • 撤回要求を出した場合の報告者の対応について、報告者のみが撤回を行えるという記述が追記されました。
  • ツイートが非表示にされた場合、残りの部分を削除しても違反は解決しないという記述が追記されました。
  • 異議申し立てを行う際に必要な情報として、Twitterユーザー名と、それに紐づけられたメールアドレスが追加されました。本人確認用として使用されます。
  • 異議申し立てを行う際に、告訴人またはその代理人による訴状の送達を受理する旨を記述する際の例文が、異議申し立て人が米国在住者の場合とそれ以外の場合に分けて記述されました。これにより、法務的な知識がなくても英語の例文を本ポリシー(英語)からコピーして貼り付けるだけでよくなりました。

誤解を招くアイデンティティや虚偽のアイデンティティ(旧称:なりすましに関するポリシー)

名称・URLが変更になり、内容が全面改稿されました。

  • 別の実在の個人・団体等へのなりすましの判定基準として、「プラットフォームの操作とスパムに関するポリシー」にあった以下の禁止事項が本ポリシーに移動しました。
    • 他者のプロフィール画像や紹介文の盗用、他人の写真の使用
    • プロフィール情報を意図的に誤解を招く内容にする行為
  • ペナルティが「情報変更要求」「一時ロック」「永久凍結」の3段階に分けられました。一時ロックの場合は免許証やパスポート等公的証明書のコピー提出を求められます。(この規定もスパムポリシーから移動)

同名別人のユーザー、ペンネームの利用、ポリシー準拠内のパロディアカウント・ファンアカウント等が問題ないことについては従来通りです。

合成または操作されたメディアに関するポリシー

  • 判定基準2.の意図的な歪曲や虚偽の文脈に関する記述について、以下が追加されました。
    • 個人の身元に関する誤解を招く情報の提示禁止について、法人を対象とする場合も同様の扱いとして記述されました。
    • 発言や引用、描写される事実を意図的に歪めて提示する行為が禁止対象に追加されました。
  • ペナルティの「アカウントのロック」について、ロックする代わりにアカウントの表示を一時的に減らす場合があるという記述が追加されました。

メディアの表示設定

メディア個別のセンシティブ設定方法に関する記述が追加されました。

規約改定:Twitter広告ポリシー

アカウントのTwitter広告への参加資格

「Sensitive Events(慎重な判断を要する出来事)」のセクションが追加されました。

慎重な判断が必要な事情が発生した場合、一時的に一部の領域において広告の利用資格が停止される場合がある、という記述が追加されています。

不適切なコンテンツ

「アカウントのTwitter広告への参加資格」への追記部分に対するリンクが追加されました。

国営メディア

「エンターテイメント、スポーツ、旅行コンテンツのみを扱うアカウントは本ポリシーの適用対象外」という除外条件が削除されました。

トレンドテイクオーバーに関するガイドライン

米国向けの特記事項で、ギャンブルのアフィリエイトおよび情報まとめサイトでトレンドテイクオーバーおよびトレンドテイクオーバープラスを利用する際のガイドラインが削除されました。

新機能:Twitterショップ

Twitterアカウント内にオンラインショップ(EC)を展開する機能のテストが開始されました。

新機能:コミュニティモデレーター追加

Web版に続き、iOS版・Android版Twitterでもコミュニティ管理者がモデレーターの追加・削除をできるようになりました。

仕様変更:ベラルーシ国営メディア関連のラベル付け追加

ベラルーシの国営メディアが(ロシアと同様)ラベル付けの対象となりました。

該当メディアの報道等をシェアする投稿やアカウントも同様にラベル付け対象となります。

新機能:Altテキストバッジ

全ユーザーの3%に、Altテキスト表示バッジが先行実装されました。

画像左下に表示されたAltバッジをタップすると、設定されたAltテキストを表示できます。

全ユーザーへの実装は4月初めになる予定です。

仕様変更:タイムラインの表示変更

[ホーム][最新ツイート]をスワイプで切り替える機能が一時的に実装されましたが、数日で元に戻されました。

新機能:GIF直接撮影機能

iOS版Twitterにおいて、アプリ内カメラで撮影した動画を直接GIFアニメーションとして投稿できるようになりました。

新機能:ダイレクトメッセージ検索

ダイレクトメッセージに検索欄が追加され、メッセージやユーザー名をキーワード検索できるようになりました。

仕様変更:プッシュ通知の設定変更(Android)

Android版Twitterにおいて、「フォロー中のアカウントのツイート」時のプッシュ通知がデフォルトで静音設定になりました。デバイス設定を変更すると、プッシュ通知時に音が鳴るように変更できます。

新機能:誤解を招くツイートに対する注記表示開始(テスト、米国限定)

米国での一部のユーザーで、誤解を招くツイート等を調査するコミュニティ「Birdwatch」が追加した注記が、ツイートに併記して表示されるようになりました。

新機能:高画質/長尺動画(Twitter Blue限定)

動画投稿機能が拡張されました。Twitter Blueユーザーのみ利用できます。(Twitter Blueは日本国内未提供)

  • 1080p(フルHD)動画 ※Webのみ
  • 長尺動画(最大10分) ※スマホのみ

新機能:ツイート取り消し対象拡張(Twitter Blue限定)

PCで引用ツイートやスレッドのツイート投稿を取り消しできるようになりました。Twitter Blueユーザーのみ利用できます。(Twitter Blueは日本国内未提供)

新機能:トップ記事対象期間の変更(Twitter Blue限定)

「トップ記事」に表示される記事を、直近1時間/2時間/4時間/8時間/24時間の中から選べるようになりました。Twitter Blueユーザーのみ利用できます。(Twitter Blueは日本国内未提供)

新機能:NFTプロフィール画像(Twitter Blue限定)

iOSに続き、AndroidでもTwitter BlueユーザーがNFT画像をプロフィールアイコンに利用できるようになりました。Twitter Blueユーザーのみ利用できます。(Twitter Blueは日本国内未提供)

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