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2022年8月のTwitter規約改定・仕様変更発表まとめ
2022年8月に公式発表された、Twitterの主要な規約改定・仕様変更等のまとめです。
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※規約改定については原則として原文(英語版)の変更点を対象としています。このため、日本語版未反映の内容を扱うことがあります。
要点
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規約改定:Twitter Asia Pacific Pte. Ltd. マスターサービス契約(旧Twitterマスターサービス契約)
規約の名称が変更されました。なお、日本における広告関連のTwitter側の契約法人は以前からTwitter Asia Pacific Pte. Ltd.であり、契約先の変更はありません。
1.前文及び定義
(xi)「個人情報」が「法令等」に入れ替わりました。個人情報についても引き続き本稿で扱っており、欧州の個人データ(EU法の定義による)がTwitter International Unlimited Companyの管理である旨等が追記されています。
2.料金、支払及び税金
以下の変更が行われました。
- 支払い通貨の記述について、「当社(Twitter)が指定した通貨」から、「IO(広告サービス注文書)又は御社(利用者)のオンラインTwitter広告アカウントに指定される通貨」に内容が変更されました。
- クレジットカード情報(有効期限・セキュリティコード等)の自動更新に関する規定が追加されました。
- Twitterと信用調査機関との信用情報共有等に関する規定が追加されました。
- 24ヶ月以上行動履歴のない広告アカウントの閉鎖およびその際の閉鎖費用徴収(上限US$25)に関する規定が削除されました。
6.秘密保持義務
以下の変更が行われました。
- 秘密情報を含む文書・媒体の破棄について、バックアップシステムに残存する情報は、適切なセキュリティ保持が行われている限り、開示当事者の要求による即時引き渡し・破棄・削除対応義務の対象外とする規定が追加されました。
- 本契約とTwitter関連会社のプライバシーポリシーとの間に矛盾がある場合、本契約を優先とする規定が追加されました。
11.解除
Twitterは独自裁量によりいつでもプログラムの機能や契約の更新・変更を行える、という規定が追加されました。
12.通知
利用者は契約更新通知後のプログラムアクセス/使用をもって更新後の契約に拘束されることに同意する、という規定が追加されました。
13.準拠法、仲裁
以下の変更が行われました。
- 国際物品売買契約に関する国際連合条約が本契約の適用対象外である、という記述が追加されました。
- 紛争発生時(支払い関係以外)に10営業日の解決期間が設定されるという記述が追加されました。これで解決しない場合は、シンガポール国際仲裁センターに解決が付託されます。また、その際に少額裁判の申し立てができることも併せて追記されています。
20.広告クライアント
新設セクションです。利用者が自社の顧客にTwitter広告を販売する(≒広告代理店となる)場合向けに、以下が規定されています。
- 利用者は顧客(≒広告主)から支払いを受けていなくても、Twitterへの支払いは責任を持つ
- 利用者は顧客の各種Twitter規約・ポリシー遵守について責任を持つ
21.第三者の権利
新設セクションです。本契約の当事者以外の者は、シンガポールの法律「契約(第三者の権利)法」に基づく契約規定執行の権利を有しない、という規定が追加されました。
※参照:Twitter ASIA PACIFIC PTE. LTD. マスターサービス契約
https://legal.twitter.com/ads-terms/japan.html
規約改定:Twitter広告プログラム利用規約
1. プログラムの利用 / 2. 広告の掲載 / 3.補償
以下の変更が行われました。
- 全体の記述が、プロモ広告以外にフォロワー獲得広告・トレンドテイクオーバーを含むものに変更されました。
- 注文後の未消化分の補償がトレンドテイクオーバーとそれ以外で分かれます。いずれも対応はTwitter側で選択され、利用者側では選べません。
- トレンドテイクオーバー…前払い分の返金 or 同様の価格帯の利用可能日での再予約
- その他の広告…後日提供されるボーナスメディア or クレジット・メモ
4. データの利用
以下の変更が行われました。
- a.定義…「ユーザー任意データ」「集計ベース」の記述が削除されました。
- b.データの利用…リパーパス目的での情報・パフォーマンスデータ・サイトデータの利用時に必要なTwitterの許可取得手段が「書面」に限定されました。
5. 解除及び解除の効果
利用者側によるプロモ広告・フォロワー獲得広告の解約規定(3日前までにTwitterに書面通知)が削除されました。
※参照:Twitter広告プログラム利用規約
https://legal.twitter.com/ads-terms/japan.html#twitter%E5%BA%83%E5%91%8A%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0%E5%88%A9%E7%94%A8%E8%A6%8F%E7%B4%84
規約改定:Twitterコンバージョントラッキングプログラム利用規約
全体的に記述が詳細化されました。
1.プログラムの利用
ユーザーアクション測定対象に「オフライン」が追加されました。(従来はWebとモバイルアプリのみ記載)
2.Twitterとのデータ共有 / 3.データの使用及び制限 / 4.Twitterのライセンス
旧「2.ウェブサイトタグ」「3.データの利用及びコストパーインストールキャンペーン」「4.データの保持」の3セクションが再編・加筆修正のうえで改稿されたもので、測定データのTwitterに対する共有、使用可能範囲、破棄等の諸条件について記述されています。
5.コンプライアンス
以下に関する記述が追加・加筆修正されました。
- 利用者管理外のサイト/アプリにおける利用者広告アカウントのコンバージョントラッキング禁止
- エンドユーザーからの明示的同意取得
- オプトアウトしたエンドユーザーのデータ除外保証
- 苦情申し立てが発生した場合のTwitterに対する書面通知義務・対応協力義務等
※参照:Twitterコンバージョントラッキングプログラム利用規約
https://legal.twitter.com/ads-terms/japan.html#twitter%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0%E5%88%A9%E7%94%A8%E8%A6%8F%E7%B4%84
規約改定:政治関連広告プログラム利用規約)
規約が削除されました。(マスターサービス契約ページの末尾に配置されていました)
※参照:Twitter ASIA PACIFIC PTE. LTD. マスターサービス契約
https://legal.twitter.com/ads-terms/japan.html
規約改定:アンプリファイプログラム利用規約
新設規約です。Twitterアプリファイプログラム用のコンテンツ投稿者に関する制限等が記載されています。
規約改定:Twitterルール
Twitterショッピングポリシー
利用者要件の「所在地が米国内であること」という条項に、「本要件は広告には適用されない」という但し書きが付記されました。
※参照:Twitter Shopping Policy
https://help.twitter.com/en/rules-and-policies/shopping-policies
規約改定:Twitter広告ポリシー
ブランドセーフティに関するポリシー
武器・弾薬に関する内容のマネタイズ規制が一部変更されました。武器・弾薬の販売・使用を内容に含むものは収益受け取り対象外ですが、それ以外は除外条件から外れます。
- 法律で禁止または規制されている商品とサービス…「武器・弾薬」→「武器・弾薬の販売」に変更 ※追記部分強調
- センシティブなコンテンツ…「武器・弾薬」を削除
- 暴力描写を含むコンテンツ、不快なコンテンツ、刺激の強いコンテンツ…「武器・弾薬の使用」を追加
※参照:Ads Policy: Brand Safety Policy / 広告ポリシー: ブランドセーフティに関するポリシー
https://business.twitter.com/en/help/ads-policies/product-policies/brand-safety-policy.html
https://business.twitter.com/ja/help/ads-policies/product-policies/brand-safety-policy.html
トレンドテイクオーバーに関するガイドライン
地域別の特記事項について以下が変更されました。日本国内向け広告に影響する変更点はありません。
メキシコ
メキシコを配信先とする、アルコール関連のトレンドテイクオーバープラス利用が解禁されました。
※参照:Trend Takeover guidelines / トレンドテイクオーバーに関するガイドライン
https://business.twitter.com/en/help/ads-policies/product-policies/trend-takeover-guidelines.html
https://business.twitter.com/ja/help/ads-policies/product-policies/trend-takeover-guidelines.html
仕様変更:埋め込みタイムラインリニューアル&3種廃止
2022/08/16付けで、埋め込みタイムラインのリニューアル版がリリースされました。発表から1週間で、すべての既存埋め込みタイムラインに順次適用されています。
全体的にデザインがリファインされたほか、以下が変更されています。
- 冒頭にフォローボタンを表示し、閲覧者のフォローが容易に
- フキダシアイコンをクリックすると新規返信画面を表示(別タブ)
- 埋め込みタイムライン内ツイートに対する反応が可能
- ツイートのいいね数・返信数を直接表示
- 引用ツイートの場合、引用先ツイートの内容も表示
なお、以前廃止が発表された、「いいね」「コレクション」「モーメント」の埋め込みタイムラインについては、一時期廃止が延期になっていましたが、2022/9/15に廃止する旨改めて告知されました。
※参照:Product Update: Improvements for Embedded Timelines | Twitter Developer Platform (2022/08/16)
https://developer.twitter.com/en/blog/product-news/2022/improvements-for-embedded-timelines
Twitter公式アカウント(@TwitterDev)の投稿 (2022/08/17)
https://twitter.com/TwitterDev/status/1559638631857389568
新機能:Twitterサークル
Twitterサークル(指定したユーザーにのみツイートを限定公開する機能)が全ユーザーに実装されました。
※参照:Twitter公式アカウント(@TwitterSupport)の投稿 (2022/08/31)
https://twitter.com/TwitterSupport/status/1564656223915593730
Twitter公式アカウント(@TwitterSupport)の投稿 (2022/08/31)
https://twitter.com/TwitterSupport/status/1564680065199243266
新機能:スペース音声のクリップ引用(Web対応)
スペースで配信中の音声をクリップして引用ツイートする機能が、Webでも使えるようになりました。
※参照:Twitter公式アカウント(@TwitterSpaces)の投稿 (2022/08/03)
https://twitter.com/TwitterSpaces/status/1554530976067469313
新機能(テスト中):スペース内リアクション用サウンドエフェクト
スペースでリアクション用に使用できるサウンドエフェクトが追加されます。(iOS限定でテスト中)
※参照:Twitter公式アカウント(@TwitterSpaces)の投稿 (2022/08/25)
https://twitter.com/TwitterSpaces/status/1562553773104709636
新機能(テスト中):スペース内リアクション用絵文字
スペースで絵文字でのリアクションができるようになります。(Android・iOSでテスト中)
※参照:Twitter公式アカウント(@TwitterSpaces)の投稿 (2022/08/17)
https://twitter.com/TwitterSpaces/status/1559587584237600773
Twitter公式アカウント(@TwitterSpaces)の投稿 (2022/08/23)
https://twitter.com/TwitterSpaces/status/1561788394824417281
新機能(テスト中):ツイートタイル
一部のサイト限定で、「ツイートタイル」という名前でURLリンク枠(Twitterカード)のデザインリニューアルがテストされています。該当サイトのURLをツイート内に入れて投稿すると、リンク枠が新デザインで表示されます。
※参照:Twitter公式アカウント(@TwitterDev)の投稿 (2022/08/26)
https://twitter.com/TwitterDev/status/1562922967134539778
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