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2022年12月のGoogle検索・SEO・アクセス解析仕様変更発表まとめ

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2022年12月に公式発表された、Google検索・SEO・アクセス解析関連の主要な仕様変更発表のまとめです。

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要点

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検索品質評価ガイドライン改定

検索品質評価ガイドラインが2022年12月15日付けで改定され、「第1部:ページ品質評価ガイドライン」が全体的に改稿・再編されました。主な変更点は以下の通りです。

2.5.2 サイト責任者およびページコンテンツ作成者の識別

サイトの種類別にコンテンツの責任者の識別(情報を作成した個人/組織等に関する情報をたどれるかどうかが評価に影響を与える)に関する記述が詳細になりました。

寄稿記事やSNS/フォーラム/掲示板等、サイト管理者とコンテンツの作成者が異なるサイトにおいて、コンテンツ作成者が誰であるかの説明がより明確になりました。

3.1 ページ品質評価で考慮する事項

主要要素が表として整備され、説明も増強されました。主な加筆要素は以下の通りです。(既に別セクションで記載されているものもあります)

  • 悪意をもって人を騙すもの、有害な情報・信頼に値しない情報・スパムを掲載するページの評価低下
  • お金と生命(Your Money or Your Life = YMYL)に影響を与える情報の評価を他より厳格化
  • サイト規模の大小や、内容に関する作成者の信頼度等が評価に影響
  • メインコンテンツの品質(訪問者の満足度・課題解決度)やタイトルと内容の一致度が評価に影響
  • コンテンツ評価基準の3要素「E-A-T」(専門性・権威性・信頼性)にもう1つ「経験」が加わり「E-E-A-T」に変更

3.2 メインコンテンツの品質

コンテンツの品質の評価指標に関する情報が表として整備され、分かりやすくなりました。評価に大きく影響するのは以下の要素です。

  • 努力…満足度の高いコンテンツ作成のために有人でどのくらい手を動かしたか(Webシステムの改良等も含まれる)
  • オリジナリティ…他のサイトでは見つからない、独自性の高いオリジナルコンテンツを提供しているか
  • 才能/技術…訪問者に対して満足度の高い経験を提供できるような才能/技術をもってコンテンツが作られているか
  • 正確性…事実に基づいた正確なコンテンツを提供しているか。特にお金と生命(YMYL)に関係するページは専門家の間で同意が確立したレベルの正確さが求められる

サイトやコンテンツ作成者の評判 (旧2.6)

セクションが移動し、サイトやコンテンツ作成者の評判に関する評価指標の記述が詳細になりました。

3.4 経験・専門性・権威性・信頼 (旧3.2 専門性・権威性・信頼性)

従来コンテンツ評価基準の3要素であった「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」もう1つ「経験(Experience)」が加わり、「E-A-T」から「E-E-A-T」に変更されました。中心に「Trust(信頼)」を配置し、それを実現するための柱として経験・専門性・権威性の3要素を位置付けています。

なお、信頼については従来の「Trustworthiness」から「Trust」に変更されました。

4~8 高評価・低評価なコンテンツ

セクション並び順が「高→低→中」から「低→中→高」になり、一番やってはいけないことを先に持ってくる構成に変わりました。また、中程度の評価が中間に移動し、順番が揃いました。

9.1 百科ページの評価

お金・生命(YMYL)以外の記事については、正確な情報と信頼に値する外部参照(出典・参考文献)について満足度の高い量を確保できれば、高評価になるという記述が追加されました。

9.2 エラーメッセージページやメインコンテンツのないページの評価 (旧10.2)

セクションが移動し、一部の記述が変更されました。

  • メインコンテンツのないページ…広告だけのページについて、主要部が広告で埋め尽くされていることより、メインコンテンツがなく自動生成にのみ頼っていることが特徴として記述されるようになりました。
  • カスタム404ページ…サブコンテンツの役立ち度が評価から除外され、メインコンテンツ内でページの目的を十分に果たしているかどうかが主に評価されるようになりました。

9.3 フォーラム・Q&Aページの評価 (旧10.3)

フォーラム・Q&Aページの高評価・低評価に繋がる基準に関する記述が追加されました。

11.0 ページ品質評価に関するよくある質問

Q&Aが一部入れ替えられました。

その他全体的な変更点

  • 説明や例が一部表形式で組み直されました。
  • 文言修正等が行われました。

リンクスパム対策のテコ入れ

AIベースのリンクスパム対策システム「SpamBrain」により、金銭売買により設置された外部リンクの無効化が強化されました。

Google Search Status Dashboard稼働

Google検索のクローラー等の稼働状況を示す「Google Search Status Dashboard」の提供が始まりました。

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