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2023年5月のTwitter規約改定・仕様変更発表まとめ

記事タイトル画像:2023年5月のTwitter規約改定・仕様変更発表まとめ

2023年5月に公式発表された、Twitterの主要な規約改定・仕様変更等のまとめです。

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※規約改定については原則として原文(英語版)の変更点を対象としています。このため、日本語版未反映の内容を扱うことがあります。

要点

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規約改定:Twitterルール

著作権に関するポリシー

著作権に関する参照先リンクから、https://lumendatabase.org/新しいウィンドウで開きます (Lumen Database)が削除されました。また、著作権違反として削除・表示制限されたコンテンツに関する異議申し立てをした場合について、申し立ての内容が個人情報を削除した状態でLumenに共有・Web公開される、という記述も削除されました。

これに伴い、異議申し立て時に自分の個人情報がLumenのWebサイトに公開されることに対する承諾について、記述が削除されました。報告者に対しては従来通り異議申し立て者の個人情報開示を承諾する必要があります。

特定の国におけるコンテンツの表示制限について

表示制限した場合に、Lumenにコンテンツの表示制限請求を公開するという記述が削除されました。Twitter製品内における表示制限の明記についてはそのままです。

法的請求についてのよくある質問

著作権侵害・削除に関するLumenとのパートナーシップについて記述したセクションがすべて削除されました。

執行機関/捜査機関向けガイドライン

[通信内容の開示には捜索令状が必要]セクションで、「通信内容」の例からダイレクトメッセージが削除され、「ツイートまたは画像など」に変更されました。

そのほか会社統合による社名表記変更(Twitter Inc.→X Corp.)が反映されています。

強制的対応の適用レベルと適用範囲

ツイート単位でのペナルティとして行われる機能制限(剥奪)に「ツイートの編集機能の制限」が追加されました。

規約改定:Twitter広告ポリシー

広告ポリシー(一覧)

Twitterオーディエンスプラットフォーム(TAP)へのリンクと、TAP関連の注記(それぞれのポリシー該当商品についてTAPの利用をオプトアウトすること、iOSでは端末側でオプトインしない限り性別・年代でのターゲティングが無効化されること)が削除されました。

※Twitterオーディエンスプラットフォームのページは、日本語版新しいウィンドウで開きますは5月末時点で残存していますが、英語版新しいウィンドウで開きますは削除されています。

アルコール関連のコンテンツ / 薬物、薬物関連品 / 金融商品・サービス

Twitterオーディエンスプラットフォーム(TAP)に関する注記(それぞれのポリシー該当商品についてTAPの利用をオプトアウトすること、iOSでは端末側でオプトインしない限り性別・年代でのターゲティングが無効化されること)が削除されました。

健康および医薬品に関する商品とサービス

Twitterオーディエンスプラットフォーム(TAP)に関する注記(該当商品についてTAPの利用をオプトアウトすること、iOSでは端末側でオプトインしない限り性別・年代でのターゲティングが無効化されること)が削除されました。

その他地域別の変更としては以下の通りです。

日本

美容整形手術の広告が「制限付きで許可」に変更されました。

賭博関連のコンテンツ

Twitterオーディエンスプラットフォーム(TAP)に関する注記(該当商品についてTAPの利用をオプトアウトすること、iOSでは端末側でオプトインしない限り性別・年代でのターゲティングが無効化されること)が削除されました。

その他地域別の変更としては以下の通りです。

日本

パチンコ店(実店舗)およびオフラインのパチンコ情報媒体に関する広告が、「風営法および各種法令の遵守」を条件に許可対象に加わりました。

カナダ

ギャンブルのアフィリエイトサイト・情報サイトが、制限付きで許可されるようになりました。

オランダ

オンラインカジノの広告について、広告主がギャンブル監視局(Kansspelautoriteit)から認可を受けることを条件に許可されるようになりました。

トルコ

オンラインの競馬(馬券購入)、宝くじ、運に依存する各種ゲームの広告が許可されるようになりました。

アカウントのTwitter広告への参加資格

Twitter広告を利用する際に、アカウントがTwitterの認証を受けることが必須条件となりました。

組織・法人は組織向け認証、個人はTwitter Blueへのリンクが参照先として示されています。

広告品質ポリシー

広告主のプロフィール情報に入れる情報について、以下のとおり変更されました。

  • 外部サイトの広告主情報に関する規定が削除されました。
  • プロフィールのヘッダー画像が必須要件から削除されました。

仕様変更:Twitter API Pro

TwitterのAPI利用プランに「Pro」が追加されました。

費用は月額5,000ドルで、Basicプラン(月額100ドル)に比べて上限や機能が強化されます。例としては以下の通りです。

  • Filtered Stream API v2対応を追加
  • 投稿件数上限(アプリ単位・月間)が5万件→30万件に増加
  • 読み込み件数上限(月間)が1万件→100万件に増加
  • アプリID数が2ID→3IDに増加

Basicプランよりも上位、かつEnterpriseプランと違って定価があり見積不要であるため、「Basicでは足りないけどEnterpriseは価格感が読みづらい」という開発者に向いています。

新機能:DM引用付き返信&絵文字追加

ダイレクトメッセージに新機能が追加されました。iOS・Android版アプリで先行実装されたのち、Web版についても開発が進んでいます。

  • 引用付き返信機能が実装されました。任意のメッセージを長押しして[返信]をタップすると、該当メッセージの引用つきで返信できます。
  • リアクションに使える絵文字の種類が大幅に増えました。ハートマークタップで出るリアクション一覧の右端に[…]というアイコンが表示され、各種絵文字一覧から自由に絵文字を選べるようになります。
    初期表示に出る7種類は使用頻度の高い絵文字が選ばれるようになるため、従来の7種(😂😲😥❤🔥👍👎)のうち使用頻度の低いものは順次入れ替わります。その場合も[…]で出る一覧からは従来通り使えます。

仕様変更:重要性の高い公共サービス向けのAPI利用無料化

気象警報、交通機関運行情報、緊急警報の通知に関する公共機関・公共サービスのツイートについては、API利用が無料のまま据え置かれることになりました。

新機能:リスト検索

リスト一覧表示時に、検索窓からリストの検索ができるようになりました。

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