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2023年9月のX(Twitter)規約改定・仕様変更発表まとめ

記事タイトル画像:2023年9月のX(Twitter)規約改定・仕様変更発表まとめ

2023年9月に公式発表された、X(Twitter)の主要な規約改定・仕様変更等のまとめです。

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※規約改定については原則として原文(英語版)の変更点を対象としています。このため、日本語版未反映の内容を扱うことがあります。

※2023年9月末時点で規約上「Twitter」と記載されている部分については、記事中でもそのままの名称で取り扱っています。

要点

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規約改定:X利用規約(旧Twitterサービス利用規約)

X利用規約(旧Twitter利用規約)が予定通り2023年9月29日に改定されました。

プレビュー版との違いは以下の通りです。

全体的な変更

  • 規約中に記載されるURLが移転に合わせて一部変更されました。

3.本サービス上のコンテンツ>ユーザーの権利およびコンテンツに対する権利の許諾

  • (欧州のみ)ユーザー投稿をXが再利用する権利の許諾について、「コンテンツの配布範囲がコミュニティないに制限される場合、Xはそれを尊重する」という記述が、欧州版に限り追記されました。欧州以外版(日本含む)については追記はありません。

6.全般

  • ユーザーはXに対する訴訟の原告もしくはクラスメンバーとして参加する権利を放棄するものとするという規定が追加されました。
  • 英語版とそれ以外の言語に差異がある場合、英語版が優先されるという記述が欧州版にも追加されました。(欧州以外版はプレビューで追加済み)

規約改定:Xプライバシーポリシー (旧Twitterプライバシーポリシー)

プライバシーポリシーが予定通り2023年9月29日に改定されました。

プレビュー版との変更点は特にありません。

規約改定:X政治関連広告利用規約

マスターサービス契約(広告利用規約)の追加規約として、政治関連の広告を出稿する場合向けの規約が新設されました。

規約改定:Xルール(旧Twitterルール)

全体的な変更

以下のポリシーで、「Twitter」→「X」への名称変更、その他鳥に由来する用語の置き換えが行われました。URLに該当部分があるものはURLも変更になっています。
なお、サービス名・用語の置き換えのみ変更のポリシーについては、更新年月は変更されずそのままになっています。

市民活動の阻害に関するポリシー (日本語旧称:市民活動の阻害について誤解を招く情報に関するポリシー)

日本語名称・用語変更のほかに以下が変更されました。更新年月は2023年8月のままです。

  • [選挙への参加方法について誤解を招く情報]セクション…[ラベル付けもしくは削除を行うことがある]という記述がなくなり、ペナルティが他セクションと同様になりました。
  • [脅迫]セクション…禁止対象が[参加の自粛]のみになり、[参加]を求める運動については禁止対象外になりました。

暴力行為とヘイト行為の主体に関するポリシー

名称・用語変更のほかに以下が変更されました。更新年月は2023年4月のままです。

  • 報告手順の説明が、投稿の報告からアカウントの報告に切り替わりました。

規約改定:X広告ポリシー(旧Twitter広告ポリシー)

成人向けの性的なコンテンツ

以下の地域向け特記事項が追加されました。日本国内向けの変更はありません。

オーストラリア、米国

  • 性的な商品の宣伝を行う際に、ターゲティング年齢を21歳以上に設定することが義務化されました。

政治に関するコンテンツ

米国・カナダ以外に、日本を含む9ヶ国で新たに政治活動関連の広告が解禁されました。実施に際しては、政治関連広告に関する広告利用規約やFAQを遵守する必要があります。

なお、米国・カナダの地域別特記事項はいったんなくなり、米国向け特記事項をベースにした汎用規定が各地域共通で適用されます。これに伴い、「広告主は自国向けにしか広告を配信できない」等の規制も追記されました。

仕様変更:サークル廃止

サークル機能(投稿を指定したユーザーにのみ公開)が2023年10月31日で廃止されます。

廃止後は、以下の機能が使用できなくなります。

  • サークルメンバーにのみ表示されるコンテンツの新規投稿
  • サークルメンバーの追加

廃止後のサークルメンバーの削除は、自分が相手のフォローを解除することで可能です。

新機能:DMをサブスクリプション登録者から受け付ける設定(クリエイター向け)

クリエイター(サブスクリプション提供者)向けに、サブスクリプション登録者からのダイレクトメッセージを受け付ける設定が使えるようになりました。通常のメッセージリクエスト許可設定とは別に設定できます。

新機能:サブスクリプション登録者からメールアドレスを収集

クリエイター(サブスクリプション提供者)側の設定で、サブスクリプション登録者からメールアドレスを収集できるようになりました。

メールアドレス提供に応じるかどうかは登録者側で選ぶことができます。

新機能:動画へのコミュニティノートが別投稿にも自動適用

動画に付与されたコミュニティノートについて、同じ動画を使う別投稿にも一括でコミュニティノートを表示できるようになります。以前静止画向けに追加された機能追加の動画版に相当します。

新機能:いいねタブの非表示化(Premium限定)

X Premiumユーザーに限り、プロフィール表示でのいいねタブ(いいねした投稿の一覧)を非表示に変更できるようになります。

新機能:公的身分証明書を使った認証

X Premium(Twitter Blue)ユーザーが認証バッジを取得する際、公的身分証明書をカメラで撮影・送信できるようになります。この場合以下のメリットが得られます。

  • 認証手続きの迅速化
  • プロフィール情報(アイコン、表示名、ID文字列)が柔軟に変更可能

身分証明書の送信は必須ではなく、従来の認証手続きも引き続き利用可能です。

新機能:スワイプでDM返信

iOS・Androidアプリで、DMの相手方メッセージを横にスワイプすると返信を出せるようになります。

新機能:下部メニューにコミュニティノート追加(Premium限定)

X Premium(Twitter Blue)登録者に限り、アプリ版X下部メニューの表示項目にコミュニティノートへのショートカットを入れられるようになりました。

なお、無料ユーザーについても、何らかの形でコミュニティノートへのショートカットを定位置表示する方法を開発中とのことです。

仕様変更:コミュニティノートの表示安定化

内部アルゴリズムが更新され、コミュニティノートの表示/非表示が頻繁にひっくり返る現象が低減されます。

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