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2023年9月のFacebook規約改定・仕様変更発表まとめ
2023年9月に公式発表された、Facebookの主要な規約改定・仕様変更等のまとめです。
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※規約改定については原則として原文(英語版)の変更点を対象としています。このため、日本語版未反映の内容を扱うことがあります。
要点
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規約改定:コミュニティ規定
暴力と扇動
投稿禁止対象について以下が変更されました。
- 深刻な暴力を容認する発言の禁止について「(犯人により文字・音声・視覚表現で示されるもの)」という注釈が追加されました。
- 宗教施設・教育施設・投票施設等への武器持ち込みや侵入を企図・擁護・要望・実行する発言の禁止判定条件が、対象施設に対する「暴力行為もしくはオフラインでの危害」のリスク上昇から「暴力行為」のリスク上昇に変わり、若干条件が狭くなりました。
※参照:Violence and Incitement / 暴力と扇動
https://transparency.fb.com/policies/community-standards/violence-incitement/
いじめと嫌がらせ
投稿禁止対象Tier 1/レベル1(あらゆるいじめ・嫌がらせに適用)について、以下が変更されました。
- セクハラもしくは事前予告のない多数への連絡について、「繰り返しの(repeated)」から「一方的な(unwanted)」連絡に条件が変わりました(1回だけでもペナルティ対象になる可能性があります)。望まない一方的な連絡を繰り返し行うことの禁止は今まで通りです。
周辺情報により判断される禁止対象について、以下が変更されました。
- セクハラ的なものを含む連絡の禁止について、条件が「繰り返し(repeated)」から「望ましくない(unwanted)」に変更になりました。
※参照:Bullying and Harassment / いじめと嫌がらせ
https://transparency.fb.com/policies/community-standards/bullying-harassment/
偽情報
[I. 実際の危害や暴力]セクションに、暴力危機の高まっている地域については現地のパートナーと協力して問題のあるコンテンツを特定・削除するという規定が追加されました。
※参照:Misinformation / 偽情報
https://transparency.fb.com/policies/community-standards/misinformation/
規約改定:広告規定
オンラインギャンブルおよびゲーミング
オンラインギャンブル・オンラインゲームの広告の配信先として許可された地域から、イタリアが削除されました。
※参照:Online Gambling and Gaming / オンラインギャンブルおよびゲーミン
https://transparency.fb.com/policies/ad-standards/content-specific-restrictions/gambling/
規約改定:開発者ポリシー
以下が更新されました。更新年月表記は2022年5月のまま変更ありません。
- 7.1.g. インスタントゲームやクラウドゲームの更新通知をMessenger経由で送る場合、広告・宣伝・他製品/サービスの購入案内を行ってはならない、という規定が追加されました。
- 8.3 ユーザー同意未取得でのメッセージ送信を禁止する規定について、InstagramのDMが対象から外され、Facebook Messengerのみに関する規定になりました。
※参照:開発者ポリシー
https://developers.facebook.com/devpolicy/
新機能:Meta認証を企業向けに導入開始
10月以降、一部の地域で、個人クリエイターアカウント向けの月額制認証サービス「Meta認証」が、企業でも使えるようになります。対象はFacebookページおよびInstagramアカウントで、片方でUS$21.99/月、両方でUS$34.99/月になる予定です。
※参照:Expanding Meta Verified to Businesses - Meta Newsroom (2023/09/19)
https://about.fb.com/news/2023/09/meta-verified-for-businesses/
新機能:個人プロフィールの複数作成
これまでFacebookでは1つのアカウント(ID・パスワード)で作れる個人プロフィールは(Facebookページと違って)1つだけでしたが、最大4つのプロフィールを作成し、切り替えられるようになります。
従来、家族・友人とのつながり用とは別に、例えば趣味等で別途情報発信・交流の窓口を作る場合は、(複アカ禁止のFacebookでは)Facebookページとして作る必要がありましたが、公開制限機能等に制約があったりするため、個人プロフィールと全く同じ使い方はできませんでした。
今回の変更により、用途を分けた情報発信・交流をいずれも個人プロフィールとして作れるようになり、個人利用の利便性がアップします。
注意点としては以下の通りです。
- プロフィール情報、友達/フォローリスト、フィード表示、通知等はすべてプロフィールごとに独立して設定されます。
- Facebook Messengerでのメッセージ送受信、マーケットプレイス、プロフェッショナルモード等一部の機能は当面は追加プロフィールには対応せず、順次対応予定となります。
- 未成年のアカウントは追加プロフィールを作成できません。
- コミュニティ規定に違反するプロフィール情報(日常生活で使用していない名前の使用、なりすまし等)は従来通り違反として扱われます。
- アカウント単位のペナルティを受ける場合は、すべてのプロフィールが影響を受けます。
※参照:You Can Now Have Multiple Personal Profiles on Facebook - Meta Newsroom (2023/09/21)
https://about.fb.com/news/2023/09/you-can-now-have-multiple-personal-profiles-on-facebook/
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