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2023年11月のFacebook規約改定・仕様変更発表まとめ

記事タイトル画像:2023年11月のFacebook規約改定・仕様変更発表まとめ

2023年11月に公式発表された、Facebookの主要な規約改定・仕様変更等のまとめです。

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※規約改定については原則として原文(英語版)の変更点を対象としています。このため、日本語版未反映の内容を扱うことがあります。

要点

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規約改定:Cookieポリシー

Cookieポリシーが、2023年12月12日付で改定されます。

  • 一部のCookieの有効期限が変更(短縮)されます。
    • sb / dbln (ブラウザ識別・ユーザー特定)
      2年→400日
    • datr (主にセキュリティ確保向けのブラウザ識別)
      2年→400日
    • _fbp / _fbc(広告・サイト分析用)
      セッション→90日
    • oo (広告表示設定の管理)
      5年→400日
  • InstagramのCookieポリシーが本ポリシーに統合されます。

規約改定:コミュニティ規定

危害を加えるための計画および犯罪の助長

投稿禁止>人に対する危害

  • 法執行機関関係者(捜査官等)の情報暴露の禁止について、以下が暴露禁止対象に追加されました。
    • フルネーム以外の名称(フルネームは以前から禁止)
    • バッジ
    • 所属組織
    • 作戦内容
  • 虚偽通報およびそれを促進・肯定的に扱う行為の禁止について、通報を計画・脅迫する行為が禁止対象に追加されました。また、注意喚起・避難・贖罪的な文脈のもの、フィクションや意図的に設定されたものは禁止対象外扱いになりました。
  • バイラル動画での危険行為に関する描写の禁止について、注意喚起・非難的な文脈のものは禁止対象外になりました。

投稿禁止>動物に対する危害

  • 動物に対する物理的危害描写の禁止について、以下の場合が禁止対象外に追加されました。
    • 注意喚起もしくは非難
    • フィクション、もしくは意図的に設定されたもの
      (ただし動物同士の戦いを意図的に設定したものや、虚偽の動物救護はこれまで通り禁止)

投稿禁止>財産に対する危害

  • 財産(情報資産等含む)に関する破壊・乗っ取り・窃盗・不正アクセス等を意図する発言や、それらの支持・擁護・助長等の禁止について、以下の文脈での発言が禁止対象外になりました。
    • 注意喚起もしくは非難
    • 贖罪
    • フィクション、もしくは意図的に設定されたもの
    • 防衛的な文脈で該当行為を認めるもの
    • 抗議的な文脈で美術品損壊(ヴァンダリズム)を描写するもの
    • 壁への落書き(グラフィティ)を描写するもの
    • 他人の美術品損壊(ヴァンダリズム)を肯定的に話す行為

投稿禁止>有権者詐欺や国勢調査に関する詐欺

  • 票を売買する行為の禁止について、現金・贈答品以外のサービスや品物による売買も禁止対象に加わりました。ただし、これらの行為を注意喚起・非難・報道・ユーモア・風刺の文脈で共有するのは禁止対象外です。
  • 投票や国勢調査等への違法な参加を擁護・指示・意図する発言について、これらの行為を注意喚起・非難・報道・ユーモア・風刺の文脈で共有するものは禁止対象外に指定されました。

投稿禁止(要背景情報)

  • 日常生活に不可欠なサービスへのアクセスを妨害する行為が禁止事項に追加されました。
  • 一部の既存の禁止事項が[暴露][投票妨害]にカテゴリー分けされ、内容が整理されました。

制限されている商品およびサービス

投稿禁止

  • ドラッグ(コカイン、ヘロイン等)の売買・取引・使用・推奨等に関するコンテンツを禁止するセクションが追加されました。

児童に対する性的搾取、虐待、児童のヌード

投稿禁止

  • 児童(未成年)の性行為および性的要素を含む描写の禁止について、肛門の露出や乳首・胸部を刺激する描写への規制が強化されました。

投稿禁止(要背景情報)

  • 児童性虐待の被害者本人から個人特定被害の申し立てを受けたコンテンツ、捜査機関・政府機関・パートナー団体等から個人特定リスクの申し立てを受けたコンテンツについては削除される場合がある、という記述が追加されました。

暴力や過激な描写を含むコンテンツ

事前警告表示&視聴年齢制限(18歳未満禁止)

  • 人の暴力的な死に関する画像等への制限について、死に至らなくても生命を脅かされる出来事の描写(交通事故・落下事故等)も、制限対象に追加されました。

性的行為の勧誘

投稿禁止

  • 投稿禁止対象が再編され、[売春・性風俗][性的な撮影素材/コンテンツの送信]の勧誘を規制する内容になりました。
    これに伴い、性的コンテンツの撮影・制作やステージイベント(ストリップ等)への勧誘は禁止対象から除外されました。

仕様変更:リール再表示を表示回数にカウント

リールの評価指標として「リプレイ(再表示)回数」が追加されます。従来は同じユーザーがリールを再表示しても再生回数は重複カウントされませんでしたが、今後は重複してカウントされるようになります。

新機能:クリエイター向けマネタイズ機能の強化

FacebookとInstagramで、クリエイター向けのマネタイズ関連機能が強化されます。

Facebookでの新機能は以下の通りです。

  • クリエイターからフォロワーにサブスクリプションの30日無料体験が提供できるようになります。
  • クリエイター側でサブスクリプションの会費を制御する機能が提供されます。
  • サブスクリプション購読者獲得のためのプロモーションツールとして、投稿ID表示の横に[サブスクリプション登録]ボタンを表示できるようになります。
    なお、ツール促進キャンペーンとして、本機能利用者のサブスクリプション処理手数料(マージン)は当面免除されます。
    キャンペーン終了時は6か月前に告知される予定です。

新機能:クリエイター向けコンテンツ作成・管理機能の強化

プロフェッショナルダッシュボードに以下の機能が追加されます。

  • リールのA/Bテストツールが追加されます。リールのサムネイルとキャプションを最大4種類まで設定し、効果を比較できるようになります。
  • 過去の自分のビデオ投稿・ライブ配信からリール作成画面で簡単にリールを作れるようになります。
  • ダッシュボード内に[実績]ハブが追加され、達成した項目がバッジとして表示されます。また、クリエイターの状況に応じてチャレンジ目標が定められます。
  • プロフェッショナルダッシュボード内に、全投稿・リール・動画をまとめて確認できる管理ツールが追加されます。
  • インサイト内で詳細なパフォーマンスレポートが表示されます。

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