デジタルマーケティングTips
2023年12月のInstagram/Threads規約改定・仕様変更発表まとめ
2023年12月に公式発表された、Instagram(Threads含む)の主要な規約改定・仕様変更発表のまとめです。
[X(旧Twitter) | LINE | Instagram | Facebook]
※規約改定については原則として原文(英語版)の変更点を対象としています。このため、日本語版未反映の内容を扱うことがあります。
要点
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規約改定:Metaプライバシーポリシー
プライバシーポリシーが、2023年12月27日付で改定されした。
利用者の情報の使用方法
[弊社製品の提供、パーソナライズ、向上]>[広告やその他のスポンサードコンテンツ・商業コンテンツの表示方法]
- Meta製品外(他アプリ等)のパーソナライズについて、「Meta Audience Networkまたは商用コンテンツを通じて」と加筆され、商用コンテンツの表示パーソナライズもFacebook/Instagramの個人情報の利用方法に含まれることになりました。
第三者との情報の共有方法
[パートナー]>[広告主やAudience Networkのパブリッシャー]>[広告主]
- 広告以外に、商用コンテンツに対するユーザーのアクションも、広告主側で測定できるようになりました。
※参照:Metaプライバシーポリシー
https://privacycenter.instagram.com/policy/
https://mbasic.facebook.com/privacy/policy/printable/
規約改定:広告規定
以下の規定が追加されました。いずれもコミュニティ規定内の同名ポリシーに対応する広告用追加項目として記述されています。
- 児童に対する性的搾取、虐待、児童のヌード / Child Sexual Exploitation, Abuse, and Nudity
- 危害を加えるための計画および犯罪の助長 / Coordinating Harm and Promoting Crime
- 危険な団体および人物 / Dangerous Organizations and Individuals
- ヘイトスピーチ / Hate Speech
- 人的搾取 / Human Exploitation
- 成人への性的行為の勧誘と性的に露骨な表現 / Adult Sexual Solicitation and Sexually Explicit Language
- いじめと嫌がらせ / Bullying and Harassment
なお、以下の規定は、ページは存続していますが、広告規定本体からのリンクは外されています。
- 扇動的なコンテンツ / Inflammatory Content
- 軍国主義的な社会運動、暴力を誘発する陰謀ネットワーク / Militarized Social Movements and Violence-Inducing Conspiracy Networks
※参照:Meta広告規定
https://transparency.fb.com/policies/ad-standards
規約改定:Threads利用規約
2023年12月4日付で規約改定が行われました。
5. コンテンツの削除、および利用者のThreadsプロフィールの利用解除・終了
- 5.1.4. / 5.1.5…Threads投稿やプロフィール情報の非表示化・削除について、Threadsプロフィールの無効化(Instagramアカウントを生かしたままThreadsだけ無効化する機能)に合わせた文言の微修正が行われました。規定内容として大きな変更はありません。
11. 輸出規制 (セクション削除)
- 米国輸出管理法関連の規制(米国からの輸出許可が必要な地域・輸出禁止対象者への輸出禁止、テロ支援国指定国への輸出禁止、米国への再輸出禁止)に関するセクション全体が削除されました。以降のセクションは番号が1つ繰り上がります。
※参照:Threads利用規約
https://help.instagram.com/769983657850450
規約改定:Threadsのプライバシーポリシー補足条項
- Instagramアカウントを有効にしたままでのThreadsプロフィール単独での削除が可能になる旨変更されました([無効化]は以前から可能でしたが[削除]はこれまで不可能でした)。
※参照:Threadsのプライバシーポリシー補足条項
https://help.instagram.com/515230437301944
[Threads]新機能:タグ機能
Threadsでタグ(ハッシュタグ)機能が全世界解禁されました。
- 投稿作成画面で「#」ボタンを押し、テキストを入力して、Enterキー等で確定すると、タグとして青い文字で表示されます。
- 入力中に下に表示される候補からタグ名を選択することも可能です。
- タグをクリックすると、同じタグを使用している投稿を表示します。
- いわゆる「ハッシュタグ」と違って先頭に「#」記号はなく、代わりにタグ名は青い文字のリンクで表示されます。
- 文字は半角英数に加えてスペースや日本語等も使えますが、例外として一部利用できない文字(「@」等)があります。
- 使えるタグは1つの投稿につき1つだけです。
- 本文中の#で始まる単語が自動的にハッシュタグとして認識されたりはしません。
※参照:Threads公式アカウント(threads@threads.net)の投稿 (2023/12/08)
https://www.threads.net/@threads/post/C0j6xSyriiD
Instagram責任者Adam Mosseri氏のThreadsアカウント(mosseri@threads.net)の投稿 (2023/12/08)
https://www.threads.net/@mosseri/post/C0j585AvsJq
Threadsの投稿にトピックをタグ付けする機能を導入、キーワード検索は日本語でも利用可能に - Meta Newsroom (2023/12/08)
https://about.fb.com/ja/news/2023/12/threadskeywordsearch_tags/
[Threads]新機能(テスト中):他の分散型SNSへの越境投稿表示
他のActivityPubプロトコル対応の分散型SNS(Mastodon等)との相互運用テストの一環として、他SNSのユーザーがテスト対象の数アカウント(Adam Mosseri氏等)をフォローできるようにするテストが開始されました。
※参照:Instagram責任者Adam Mosseri氏のThreadsアカウント(mosseri@threads.net)の投稿 (2023/12/16)
https://www.threads.net/@mosseri/post/C046LSmPAuN
Instagram責任者Adam Mosseri氏のThreadsアカウント(mosseri@threads.net)の投稿 (2023/12/15)
https://www.threads.net/@mosseri/post/C01zSWjp37H
[Threads]提供地域拡大
Threadsスマートフォンアプリ版(iOS/Android)がヨーロッパで使えるようになりました。なお、Web版は既に全世界で提供中です。
※参照:Threads公式アカウント(threads@threads.net)の投稿 (2023/12/14)
https://www.threads.net/@threads/post/C01VCVdOUHC
Threads公式アカウント(threads@threads.net)の投稿 (2023/12/14)
https://www.threads.net/@threads/post/C01hP5AOUCt
Instagram責任者Adam Mosseri氏のThreadsアカウント(mosseri@threads.net)の投稿 (2023/12/15)
https://www.threads.net/@mosseri/post/C01zMgWp4V-
[Threads]仕様変更:リンク参照元情報の変更
Threadsからのリンクでサイトに流入した場合に参照元(リファラー)として渡されるホスト名(ドメイン名)が、「l.instagram.com」→「l.threads.net」に変更になりました。これによりInstagramからのアクセスとThreadsからのアクセスを分けて集計できるようになります。
※参照:Instagram責任者Adam Mosseri氏のThreadsアカウント(mosseri@threads.net)の投稿 (2023/12/09)
https://www.threads.net/@mosseri/post/C0m-tFjvitg
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