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2024年5月のInstagram/Threads規約改定・仕様変更発表まとめ

記事タイトル画像:2024年5月のInstagram/Threads規約改定・仕様変更発表まとめ

2024年5月に公式発表された、Instagram(Threads含む)の主要な規約改定・仕様変更発表のまとめです。

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※規約改定については原則として原文(英語版)の変更点を対象としています。このため、日本語版未反映の内容を扱うことがあります。

※掲載内容はいずれも発表時点の情報に基づいています。最新の公式情報が必要な場合は、別途参照先等にてご確認ください。

要点

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規約改定:広告規定>自殺、自傷行為、摂食障害

新設ポリシーです。Facebookコミュニティ規定の同名ポリシーの規定に加え、広告にのみ適用される制限として、以下が禁止対象に追加されました。

  • 医療現場で安楽死・自殺幇助を行う人物を描写する写真・動画
  • 自殺/自殺未遂、自傷行為、摂食障害に関与したことを文書・口頭で認める内容
  • 自殺・自傷関連の文脈で、自殺を示唆する可能性のある発言
  • 自殺・自傷やそこからの回復の文脈で、治癒後の傷のイメージが含まれる画像
  • 摂食障害治療の文脈に集中して共有される画像
  • 体重増加・現象の変化前・変化後を比較する画像

規約改定:広告規定>オンラインギャンブルおよびオンラインゲーム

オンラインギャンブル等の広告許可を申請できる地域の一覧から、ブルガリアが削除されました。

影響を受けるジャンルは以下の通りです。

  • オンラインギャンブル
  • 金銭的価値のある報酬が出てくる課金制オンラインゲーム
  • それらの宣伝を含むWebサイト

規約改定:広告規定>第三者の権利侵害

「広告内に音楽が含まれる場合、楽曲のライセンス確保が義務付けられる」という記述が追加されました。

規約改定:広告規定>違反しているコンテンツ

概要・ガイドラインが削除されました。

内容的には残った部分と削除部分は概ね重複しており、特に禁止・解禁事項等はありません。

[Instagram]仕様変更:おすすめ表示への転載投稿を順次元投稿に置き換え

おすすめ表示に他人のコンテンツを転載した投稿が表示される問題の解決策として、おすすめ表示の転載投稿を随時オリジナル投稿に置き換える処理が加わる予定です。期間は数カ月程度と見込まれています。

[Instagram]新機能:ストーリー用ステッカー機能強化

Instagramストーリーズ用のステッカー機能が強化されました。

  • 音楽追加ステッカー…音楽ライブラリから自分の聞いている音楽を自由にストーリー内のステッカーに貼り付けることができます。
  • フレームステッカー…フォトギャラリーから任意の画像を1枚入れ、必要に応じてキャプションを入れると(入れなくても可)、撮影日時が自動的に入ったポラロイド風の写真を入れることができます。
  • ぼかし解除ステッカー…タップすると写真のぼかしを解除するボタンとしてステッカーを入れることができます。
  • カメラロールやInstagram内の写真から人物を切り抜いてステッカーとして使用できるようになります。

[Instagram]新機能:リマインダー広告機能強化

リマインダー広告の機能が拡張されます。

  • 広告で誘引先WebサイトのURLを指定できるようになります。
  • ThruPlayやリーチに最適化された広告を運用中の場合、フィード・ストーリーズ・リール内にリマインダーを設置できます。
     ※ThruPlay…Instagram・Facebookの広告オプションの一種で、動画広告が15秒以上再生された場合のみ広告費が課金される
  • セール終了前のタイミングでリマインダーを打てるようになります。
  • パートナーシップ広告に対してリマインダー広告を打てるようになります。
  • リール投稿に対してリマインダー広告を打てるようになります。

[Threads]新機能:フィード複数配置(PC)

デスクトップWeb版Threadsで、表示中のフィードや通知画面を「ピン留め」することで、複数のフィード・通知画面を選択して自由に並べられるようになりました。

[Threads]仕様変更:検索履歴表示

検索窓入力時に、直近の検索履歴が表示されるようになりました。

[Threads]仕様変更:投稿表示回数表示

スレッドおよび返信について、タップで詳細表示すると、上部に表示回数が表示されるようになりました。

[Instagram]新機能:引用可能なユーザーの制限

自分の投稿を引用できる人を、[すべての人][フォロー中の人][メンションした人]から選んで制限できるようになりました。なお、返信と一緒の設定になり、今のところ返信と引用で範囲を分けることはできません。

仕様変更:Graph API / Marketing API v20.0

Graph API v20.0 および Marketing API v20.0が発表されました。Meta Business SDK v20も追って近日リリース予定です。

主な変更点は以下の通りです。

追加・強化

以下の作業をAPI経由で(Meta Ads Manager以外の外部ツールや独自開発システム等で)扱えるようになります。

  • リマインダー広告をAPI経由で作成
  • 広告キャンペーンに関するMetaからのガイダンスを表示
  • 複数広告主の広告(Multi-advertiser Ads)へのオプトイン
  • 生成AIを活用した広告コンテンツ生成(背景生成・画像拡張・テキスト生成)

そのほか、以下の機能が追加・拡張されます。

  • API経由でInstagramに動画をアップロードする際、一度中断したアップロードを途中から再開できるようになります。
  • Graph APIで利用できるInstagramカルーセルコンテナメディアの指標に、[いいね][コメント][共有][フォロー][プロフィールアクティビティ][プロフィール訪問]が追加されます。

仕様変更・廃止

以下の機能は廃止されます。該当機能を使用している場合は置き換えや機能削除等の改修が必要です。

  • Messenger APIで予約ボタンの利用ができなくなります。
    v20公開をもって全バージョン即時機能停止となります。
  • スポンサーメッセージ広告の作成ができなくなります。
    v20では公開時から、旧バージョンもv20公開の90日後(2024年8月19日)をもって機能が停止します。
  • エンゲージ/リーチしたユーザーの統計情報のうち、過去14日間/90日間の国・都市・年齢・性別の分布情報が取得できなくなります。
    全バージョンともv20公開の90日後(2024年8月19日)をもって機能が停止します。

Facebook/Instagram Graph API・Marketing API旧バージョンの廃止予定

API新バージョン公開後、旧バージョンは一定の猶予期間をおいたのち順次廃止となります。サイト・アプリ内でAPI呼び出しコードが古いバージョンの場合は、新バージョンへの置き換えをMetaが推奨しています。

廃止済みの旧バージョンでの呼び出しコードが放置された場合、自動的に有効なバージョンまで繰り上げられてAPI呼び出しが行われます。このため、自動アップグレードされたAPI呼び出しが成功するかどうかは、新バージョンでの仕様変更の有無に依存します。

2024年5月末時点で予定されている廃止スケジュールは以下の通りです。

Graph API旧バージョン(v14~19)廃止予定

  • v14(2022年05月25日公開)…2024年09月17日廃止
  • v15(2022年09月15日公開)…2024年11月20日廃止
  • v16(2023年02月02日公開)…2025年05月21日廃止
  • v17(2023年05月23日公開)…2025年09月12日廃止
  • v18(2023年09月12日公開)…2026年01月26日廃止
  • v19(2024年01月23日公開)…2026年05月21日廃止

(v13までは廃止済み)

Marketing API旧バージョン(v18~19)廃止予定

  • v18(2023年09月12日公開)…2024年08月13日廃止
  • v19(2024年01月23日公開)…2025年02月04日廃止

(v17までは廃止済み)

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