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2024年7月のX(旧Twitter)規約改定・仕様変更発表まとめ

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2024年7月に公式発表された、X(旧Twitter)の主要な規約改定・仕様変更等のまとめです。

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※規約改定については原則として原文(英語版)の変更点を対象としています。このため、日本語版未反映の内容を扱うことがあります。

※掲載内容はいずれも発表時点の情報に基づいています。最新の公式情報が必要な場合は、別途参照先等にてご確認ください。

要点

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規約改定:Xルール>データ処理についての詳細情報
仕様変更:公開投稿をGrok学習データ対象に変更(オプトアウト可)

以下の内容が変更されました。

正当な利益分析の概要 - 生成モデルを含む機械学習および人工知能モデルのトレーニングのための公開投稿データの処理

新設セクションです。X内におけるユーザーの公開投稿(Grokとのやり取りとは別の一般投稿)を人工知能・機械学習(Grok等)の学習材料にする、という規定が追加されました。

なお、本変更に伴い、設定メニューのGrok機械学習オプトアウト項目は、Grokとのやりとりに加えて一般の投稿を含めた学習許可設定に変更されました。

無料ユーザーも自分の投稿をAI学習されたくない場合はオプトアウトが必要

従来Grokの学習対象はGrokとの会話内容のみでした。が、今回の変更により、Grokを使用しないユーザーも、自分の投稿をGrokの機械学習データに広く使われることになります。

学習許可は初期設定で有効(オン)であるるため、自分の投稿をAIの学習材料にさせたくない場合は、学習利用許可のオプトアウト処理が必要です。

設定メニュー[プライバシーと安全]→[データ共有とカスタマイズ]→[Grok]→[ポストに加えて、Grokでのやり取り、インプット、結果をトレーニングと調整に利用することを許可する]のスイッチ/チェックボックスで、許可のオン/オフを設定できます。

許可設定オプトアウト

規約改定:広告ポリシー>金融商品・サービス

台湾向けの地域別規制事項が一部更新されました。

金融機関、金融商品・サービス

  • 台湾向けの地域別規制事項に「広告主は金融業の認可を保持するものとする」という規定が追加されました。

暗号通貨商品・サービス

  • 台湾向けの地域別規制事項について、特定の商品・サービスに関する規制項目がなくなり、代わりに「広告主は金融業の認可を保持するものとする」という規定が追加されました。

規約改定:広告ポリシー>トレンドテイクオーバーに関するガイドライン

  • 英語名称が変更されました。(日本語は未変更)
    Trend Takeover guidelines
     ↓
    X Takeover guidelines
  • トレンドテイクオーバーに関する説明、編集ガイドライン、コンテンツガイドライン、地域別規定が削除されました。
    トレンドテイクオーバープラスに関する地域別規定はそのまま残っています。

新機能:新アナリティクス(認証済み組織向け)

認証済み組織用の新アナリティクスについて、全ての認証済み組織ユーザーが使用できるようになりました。関連アカウントのチェックをオン/オフして各種数値を集計したり、組織全体の集計にワンクリックで切り替えたりできます。

仕様変更:動画の再生速度設定保持

再生速度が変更可能な動画について、設定した再生速度がそのまま別の動画でも維持されるようになりました。

仕様変更:動画ライブ配信をプレミアム限定機能に変更

7月14日をもって、X内蔵エンコーダーを使ったライブ動画配信が、プレミアム限定機能に変更されました。

新機能:コミュニティノートのリクエスト

Web版で、コミュニティノート作成を寄稿者あてにリクエストする機能のテストが始まりました。

これまではノート作成資格未取得の一般ユーザーが問題のある投稿を発見しても何もできませんでしたが、リクエストを行うとトップ寄稿者に通知が届き、ノートの作成を促せるようになります。

新機能:長文が遷移なしで直接展開(iOS)

投稿内に折りたたみされた長文が、[さらに表示]をタップすると、スレッド/タイムライン表示を維持したまま直接展開されるようになります。いちいち投稿個別の詳細表示に遷移する必要がなくなるため、長文投稿がスレッドに繋がった場合の読み進めがスムーズになります。

仕様変更:クリエイター身分証確認必須化(期限延長)

クリエイターの身分証確認処理について、期限が2024年7月1日→7月15日まで延長されました。身分証確認が終わったアカウントから、順次口座への入金が有効になります。

新機能:Trend Genius

指定したトピックが盛り上がっているときをタイムリーに狙って広告が自動配信される機能「Trend Genius」がX広告内で利用できるようになります。

新機能:アカウント紹介表示(プレミアム限定)

プレミアムユーザーが他のアカウントのプロフィールを表示した際に、Grokが自動生成する紹介文を表示できるようになります。

新機能:APIの記事情報取得機能強化

X API v2で、投稿情報取得エンドポイントが以下の記事(Articles)用項目に対応しました。

  • title…タイトル
  • preview_text…プレビュー表示用の概要文
  • cover_media…カバー画像

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