デジタルマーケティングTips
Safari 17.6 仕様変更発表まとめ
Safari 17.6の主要な仕様変更発表のまとめです。
要点
- 追加・拡張:
以下の機能が追加・拡張され、表現力・利便性が向上します
センタリングしたテキストが枠をはみ出た場合左揃えに自動調整できるようになる(Safari 18向け発表機能から先行実装) - 修正・改善:
以下の問題が改善され、開発効率向上・表示トラブル解消に繋がります
メディア読み込みイベントや低遅延音声処理機能の挙動が正常化される 等
メルマガでも情報を配信中です! ぜひご登録ください。
追加・拡張
Safari 18向けに発表された機能のうち、以下が17.6で先行実装されました。
safe
キーワード…フレックスアイテム配置時の位置指定(中央かどちらかの方向に寄るか)について、オーバーフロー要素を左揃えに変更することで、文字の先頭だけは読めるようになります。justify-content: safe center;
…文言がコンテナから横方向にはみ出るときに、単語が左揃えになり、先頭から欠けた単語を類推しやすくなります。justify-content: center;
…文言が横方向にはみ出るときに、単語がはみ出ても従来の位置指定を維持します。
修正・改善
以下の問題が修正されました。
- ページ内
audio
要素・video
要素読み込み時のloadeddata
イベント(再生位置のフレームが読み込まれたら発火)の動作を修正 AudioWorklet
(低遅延音声処理用のインターフェイス)使用時に音声に歪みが発生していたのを修正- PDFプレビューの表示位置・サイズについて、左上隅に小さく表示される問題を修正
- Flexコンテナ内末尾に配置したアイテムがオーバーフローしたときのコンテンツのスクロールを修正
- Web Inspectorで、iOSデバイスからSafariタブを追加する際の表示を修正
- WKWebView(アプリ内ブラウザ表示)での
navigator.mediaDevices.getDisplayMedia()
メソッド(画面動画キャプチャー)の挙動を修正
※参照:WebKit Features in Safari 17.6 - WebKit Blog (2024/07/29)
https://webkit.org/blog/15739/webkit-features-in-safari-17-6/
マックスマウスからのお知らせ
Web制作・マーケティング担当者向けのお役立ち情報をメールマガジンでお届け!
WebサイトやSNSでの情報発信の安定化・効率化、CMS導入・運用、脆弱性対策、Flashコンテンツ置き換え、Webプロモーションなどなど、Web制作・マーケティング関係者向けの課題解決に役立つ、便利なサービス情報や活用法などをご案内します。
いますぐご登録ください!