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2024年8月のFacebook規約改定・仕様変更発表まとめ
2024年8月に公式発表された、Facebookの主要な規約改定・仕様変更等のまとめです。
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※規約改定については原則として原文(英語版)の変更点を対象としています。このため、日本語版未反映の内容を扱うことがあります。
※掲載内容はいずれも発表時点の情報に基づいています。最新の公式情報が必要な場合は、別途参照先等にてご確認ください。
要点
- 規約改定:
一部の規約・ポリシーが改定されます
影響する機能・施策・コンテンツがある場合は今後見直しが必要になります
・知的財産権侵害のポリシーがコミュニティ規定と広告規定で連動し、広告向けの規制がオーガニック投稿にも拡大される
・性的画像・映像・音声や性行為に関する議論等の一部で年齢制限が適用される 等
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規約改定:コミュニティ規定>暴力と扇動
ポリシーの基本理念
カジュアルな発言や注意喚起のための発言、テロリストや暴力行為者に暴力が振るわれることへの願望等については、内容や文脈等に応じて脅威の信憑性を判断するという記述が追加されました。
周辺情報や文脈によっては削除
自衛もしくは他の人を守るためであっても、以下の場合中程度~重度の暴力に関する脅迫が削除対象になる場合があるという記述が追加されました。
- 不特定個人にあてられたもの
※顔や名前で特定可能な個人、保護特性対象の人々、未成年者が標的の場合は本件に該当せず、無条件で削除対象となる(別項で削除対象に指定されている) - 住居侵入・対人暴力(暴力の程度や脅威の切迫度による)
- 暴力による被害リスクの切迫度に対して、発言(脅迫内容)のもたらす潜在的影響が過大であるもの
※参照:Violence and Incitement / 暴力と扇動
https://transparency.meta.com/policies/community-standards/violence-incitement/
規約改定:コミュニティ規定>成人のヌードと性的行為
閲覧年齢制限(16歳以上)
以下のコンテンツについて、16歳以上のみ閲覧可能になるよう制限が行われました。
- ヌードに近い状態の画像/映像(シースルーの着衣やデジタル加工を含むもの等)
- 性的なポーズ・性行為を模倣したポーズ、股間・臀部・女性の胸にフォーカスしたポーズの画像/映像
- 性行為に関連する行為(ディープキスや性的なダンス等)の画像/映像
- ポルノサイトのロゴやスクリーンショット・ビデオクリップ等
- 性的な音声を含むコンテンツ
※参照:Adult Nudity and Sexual Activity / 成人のヌードと性的行為
https://transparency.meta.com/policies/community-standards/adult-nudity-sexual-activity/
規約改定:コミュニティ規定>成人の性的行為の勧誘および性的に露骨な言葉
閲覧年齢制限(18歳以上)
以下のコンテンツについて、18歳以上のみ閲覧可能になるよう制限が行われました。
- 性的行為の欲求に関する表現、性行為や性経験に関する議論
- 性的な比喩等で性的興奮状態や性行為に関する詳細な記述を行うもの
※参照:Adult Sexual Solicitation and Sexually Explicit Language / 成人の性的行為の勧誘および性的に露骨な言葉
https://transparency.meta.com/policies/community-standards/sexual-solicitation/
規約改定:コミュニティ規定>知的財産権
名称変更
- 英語名称が変更になり、広告規定の方で別途改名し同名になったポリシーと連動する形になりました。(8月末時点で日本語版未反映)
Intellectual Property (知的財産権)
↓
Third-Party Intellectual Property Infringement (第三者の知的財産権の侵害)
ポリシーの理念
- 対象をFacebookに限定するような記述が全体的に書き直されました。
権利者からの申し立てがあればコンテンツ削除
削除対象に以下が追加されました。
- 偽造品の販売・宣伝
- ブランドとの不正な提携
- その他の知的財産権・独占的権利の侵害もしくは違反となる行為
コンテンツ削除
削除対象に以下が追加されました。
- コンテンツ内に偽造品の販売・宣伝を示唆する兆候があるもの
- 偽造品の疑いのある商品の販売・宣伝のみを目的とした外部サイトへ誘導するコンテンツ
- 偽造品の疑いのある商品の販売・宣伝コンテンツについて、対象が過去に権利者から申し立てを受けたものと同一もしくは極めて近似するもの
- 著作権侵害の疑いのあるコンテンツを共有・宣伝・促進するコンテンツ
アカウント削除
- 違反常習者はアカウントを削除されるという規定が追加されました。
- 権利者の許可を受けたもの、フェアユースの原則に従うものは許可されるという記述が追加されました。
※参照:Third-Party Intellectual Property Infringement / 知的財産権
https://transparency.meta.com/policies/community-standards/intellectual-property/
規約改定:広告規定>第三者の権利侵害
名称変更
- 英語名称が変更になり、コミュニティ規定の方で別途改名し同名になったポリシーと連動する形になりました。(8月末時点で日本語版未反映)
Third-Party Infringement (第三者の権利侵害)
↓
Third-Party Intellectual Property Infringement (第三者の知的財産権の侵害)
概要
- 権利侵害のある広告について、[掲載拒否]に加えて[削除]される場合があるという記述が追加されました。
ガイドライン
- 偽造品等に関する規定がコミュニティ規定の方に移動し、該当部分はコミュニティ規定の遵守義務に関する記述に変更されました。
全体としてはFacebookオーガニック投稿への適用拡大であり、規制がなくなったわけではありません。
※参照:Third-Party Intellectual Property Infringement / 第三者の権利侵害
https://transparency.meta.com/policies/ad-standards/intellectual-property-infringement/third-party-infringement
規約改定:広告規定>社会問題、選挙、政治に関する広告
ガイドライン
海外の一部地域※に関する選挙関連の広告規制について以下が追加されました。
※米国、ブラジル、インド、イスラエル、メキシコ、EU加盟国、英国
- 投票意欲の低下を狙う広告や選挙の正当性を疑問視する広告の禁止について、[今後行われる選挙]以外に[現在進行中の選挙]も禁止対象に追加されました。
- [選挙の結果が出る前に当選を主張する広告]が禁止対象に追加されました。
※参照:Ads about Social Issues, Elections or Politics / 社会問題、選挙、政治に関する広告
https://transparency.meta.com/policies/ad-standards/SIEP-advertising/SIEP
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