デジタルマーケティングTips

2024年9月のInstagram/Threads規約改定・仕様変更発表まとめ

記事タイトル画像:2024年9月のInstagram/Threads規約改定・仕様変更発表まとめ

2024年9月に公式発表された、Instagram(Threads含む)の主要な規約改定・仕様変更発表のまとめです。

記事バックナンバー一覧

[X(旧Twitter) | LINE | Instagram/Threads | Facebook | YouTube]

※規約改定については原則として原文(英語版)の変更点を対象としています。このため、日本語版未反映の内容を扱うことがあります。

※掲載内容はいずれも発表時点の情報に基づいています。最新の公式情報が必要な場合は、別途参照先等にてご確認ください。

要点

メルマガでも情報を配信中です! ぜひご登録ください。

規約改定:広告規定 ビジネスアセット関連ポリシー再編

ビジネスアセット関連のポリシーが一部入れ替えられました。

追加

以下のポリシーが追加されました。

基本的には名称変更されたFacebookコミュニティ規定「アカウントの信頼性新しいウィンドウで開きます」ポリシーを参照しているのみで、広告向けの特記事項は特にありません。

リンク解除

以下のポリシーは広告規定本体からのリンクを解除されました。
ただしポリシー自体は9月末時点では削除されず残存しています。
内容はFacebookコミュニティ規定「アカウントの信頼性新しいウィンドウで開きます」ポリシーに概ね継承されています。

※Facebookコミュニティ規定は基本的にはFacebook用のポリシーですが、Instagramでも広告の場合は、Meta広告規定内から言及されたFacebookコミュニティ規定内ポリシーを追加で遵守する義務があります。

規約改定:広告規定>暴力や過激な描写を含むコンテンツ

ガイドライン>人物の画像

  • 人の肌に針を通す描写の禁止除外(許可)対象として、「審美的身体改造(タトゥー等)」が、「タトゥーまたはピアス」と具体化・限定されました。

仕様変更:ティーンアカウント制度の導入

未成年(13~17歳)の保護強化として、[ティーンアカウント]というアカウント種別が導入されます。

概要・適用時期

  • ティーンアカウントは生年月日入力で13~17歳になるユーザーに自動適用され、プライバシー、セキュリティ、利用時間制限、センシティブコンテンツ等の設定が、一番制限の強い方向に原則固定されます。
  • 新規作成アカウントについては9月17日以降作成分、既存の未成年アカウントについても、2025年1月までのどこかで地域別に順次適用されます。

制限内容

  • アカウント非公開(鍵アカ)化…アカウントおよび投稿内容を公開にできなくなります。他ユーザーが自分をフォローする場合は、フォローリクエストを受けて許可する必要があります。
    既存の16歳未満アカウント、および新規の18歳未満アカウントが対象になります。
  • メッセージ制限…自分がフォローしている人、すでに繋がりを持っている人以外のユーザーは自分にダイレクトメッセージを送れなくなります。
  • センシティブコンテンツ表示制限…[発見][リール]タブで表示されるコンテンツのうち、特定カテゴリー(暴力や美容整形等)のものが強制的に制限されます。
  • タグ付け/メンション…自分がフォローしていない人からのタグ付けやメンションを受け付けなくなります。
  • NGワード…コメントやDMリクエスト等で、攻撃的な文言が自動的にフィルタリングされます。
  • 利用時間制限…1日の利用時間が60分に達すると、その日の利用を停止するよう勧める通知が表示されます。
  • スリープモード…午後10時~翌日午前7時はスリープモードが自動的にオンになります。スリープモード中は通知がミュートになり、DM受信に対して自動応答が返されます。

16歳未満が制限緩和する場合、ペアレンタルコントロール導入が必要

  • 16歳未満のユーザーは、設定変更で制限を緩和する場合、保護者アカウントによる承認処理が必須になります。
  • したがって設定変更を行う場合は、あらかじめ設定から保護者アカウントを登録し、自分のアカウントを保護者の管理・監視下に置く必要があります。
    • 保護者がInstagramアカウント未作成の場合は作成する必要があります。
    • ペアレンタルコントロールに登録された保護者は、管理下にある未成年アカウントのアプリ利用状況やフォロー・ブロック状況、プライバシー設定等を監視できます。

仕様変更:Instagram Basic Display API廃止

  • Instagramアカウントでのログイン連携で他のアプリ/サイトがInstagramのプロフィール情報・投稿コンテンツ等を取得できる「Instagram Basic Display API」が、2024年12月4日をもって廃止されます。
  • 使用している場合は、「Instagram API with Facebook Login」「Instagram API with Instagram Login」のいずれかへの移行が必要です。

仕様変更:旧分類広告キャンペーン内での広告追加制限

  • Marketing API v21が2024年10月2日にリリースされます。
    これに伴い、広告キャンペーンの目的が旧分類(2021年まで)のものについては、キャンペーン内で新規に広告を追加できなくなるように変更されます。

新機能:Instagramリマインダー広告がAPI経由で作成可能に

  • 従来リマインダー広告はAPI未対応でMeta Ads Managerから作成する必要がありましたが、8月19日からMarketing API経由(サードパーティ製広告管理ツール等)でもリマインダー広告が作成できるようになりました。

新機能:生成AIを活用した広告コンテンツ作成機能が強化

Meta系広告の全広告主がMarketing API(GenAI API)経由で生成AIを使用できるようになり、広告コンテンツのバリエーション拡大が効率的に行えるようになります。

  • 画像…フィードやリール等多様な画面縦横比に合わせて、素材のサイズを自動調整できます。
  • テキスト…オリジナル版のコピーを参考にして、複数の広告テキストを追加バージョンとして作成できます。
  • 背景生成…元素材を補完する複数の背景を生成します。

新機能:切り抜きスタンプがInstagram DMに対応

  • 静止画・動画から人物等を切り抜いてスタンプにする機能について、リール・ストーリーに続いてダイレクトメッセージでも該当機能が使用できるようになります。

新機能:ストーリーにコメント付与

  • 友だちのストーリーにコメントを付与できるようになります。
    付与されたコメントは他のユーザーにも表示されます。

新機能:Threads投稿の添付上限拡張

仕様変更:米国大統領選期間中の政治広告受け付け制限(米国)

  • 米国大統領選挙(2024/11/05)の開催に伴い、直前の1週間(2024/10/29(火)00:01~2024/11/05(火)23:59)は、社会問題・選挙・政治に関する新規の広告許可は行わなくなります。
    広告掲載を行いたい場合は、10月15日までに承認処理完了、10月22日までに有効な広告インプレッションを発生させるようMetaでは呼びかけています。

マックスマウスからのお知らせ

SNSマーケティング担当者向けのお役立ち情報をメールマガジンでお届け!

SNS規約改定・仕様変更の情報はもちろん、情報発信の安定化・効率化、SNSを活用したプロモーションなどなど、SNS/Webマーケティング関係者向けの課題解決に役立つ、便利なサービス情報や活用法などをご案内します。

いますぐご登録ください!