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2024年11月のX(旧Twitter)規約改定・仕様変更発表まとめ

記事タイトル画像:2024年11月のX(旧Twitter)規約改定・仕様変更発表まとめ

2024年11月に公式発表された、X(旧Twitter)の主要な規約改定・仕様変更等のまとめです。

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※規約改定については原則として原文(英語版)の変更点を対象としています。このため、日本語版未反映の内容を扱うことがあります。

※掲載内容はいずれも発表時点の情報に基づいています。最新の公式情報が必要な場合は、別途参照先等にてご確認ください。

要点

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規約改定:利用規約&プライバシーポリシー

当初の予定通り2024年11月15日に利用規約およびプライバシーポリシーが改定されました。

プレビューからの変更点はありません。

規約改定:開発者利用規約>開発者契約

開発者契約が2024年11月20日付で改定されました。

III. 更新と削除

  • III.J Access Tier(アクセスレベル)…加入プランによって提供サービスが異なること、X側では開発者のAPI利用状況等を随時確認し、場合によっては加入プランの切り替えを要求できる(エンタープライズ版への変更を含む)こと等の規定が追記されました。

VII. Term; Subscription Fees; Payment; Suspension, and Termination. (契約期間・費用・支払い・契約停止・契約終了)

  • VII.C 支払い条件…支払い対象に「追加料金(surcharge)」が追記されました。

規約改定:開発者ポリシー

第1章 成功への準備

  • 各プランの位置づけに関する説明が追加されました。
    フリー/ベーシック/プロの各プランについては「趣味や商用試作、初期段階での実装、エンドユーザー数の限定された開発物向け」と規定され、それを超える利用規模の本格的なアプリ/サービス提供向けには、基本的にエンタープライズプランの契約が必須となります。
  • 単一アプリに複数のユースケースを混在させることの禁止について、アプリ/サービスの「ホワイトラベル」版(≒OEM提供版)が「単一のユースケース」対象から除外されました。ホワイトラベルの各提供アプリについては別々に登録・承認を行う必要があります。

規約改定:Xルール>信頼性

規約改定:Xルール>執行機関/捜査機関向けガイドライン / X Indiaについて

  • X社米国オフィスの住所がテキサス州バストロップ市に移転しました。

規約改定:広告ポリシー>政治に関するコンテンツ

国ごとに設けられているポリシーについて

  • 政治に関するコンテンツ、および政治的キャンペーン(政治運動)の広告が許可される地域に、ガーナが追加されました。

規約改定:広告ポリシー>タバコとタバコ用品 / たばこ広告規約

  • 禁止対象が「タバコ商品、タバコ用品およびタバコブランドのプロモーションを全世界で禁止」から「タバココンテンツのプロモーションを全世界で禁止」「地域によって法令・規則で許可される場合は、特定のコンテンツが制限付きで広告を許可される」と汎用化されました。
  • 紙巻きタバコ・葉巻等の可燃性タバコ製品、無煙タバコ製品(噛みタバコ、嗅ぎタバコ)の宣伝については引き続き禁止です。
  • 日本および米国で、喫煙代替製品(VAPEや禁煙補助薬等)およびタバコ関連用品・付属品の広告が制限付きで許可されるようになりました。
  • CSR関連の広告は引き続き一部の地域で許可され、地域や内容の増減はありません。
  • 制限付きで許可されるタバコ関連広告については、以下の条件を満たす必要があります。
    • 法令・規制・広告ガイドラインの遵守
    • ターゲティング設定時に年齢を21歳以上に制限(20歳は不可)
    • 事前にX社に広告主申請を行い認定を受ける
  • たばこ関連の広告に適用される規約として「Tobacco and Tobacco Accessories Terms and Conditions(タバコ・タバコ用品規約)新しいウィンドウで開きます」が追加されました。

新機能:アナリティクス機能強化

アナリティクス内で、以下の機能強化が行われます。

  • [コンテンツ]タブ内でも[概要]タブと同様の期間指定が可能になります。
  • 選択期間内の投稿の計測データをエクスポートできるようになります。

新機能:API新エンドポイント追加

X API v2に以下のエンドポイントが追加されました。

  • GET /2/users/personalized_trends…該当ログインユーザーのパーソナライズされたトレンドを取得します。
  • GET /2/users/reposts_of_me…該当ユーザーのリポスト一覧を取得します。
  • GET /2/communities/search…コミュニティ内の投稿をキーワードで検索します。
  • GET /2/communities/:id…ID指定したコミュニティのメタデータを取得します。

仕様変更:ブロック機能の仕様変更実装

11/3(日本時間)に、以前発表されたブロック機能の仕様変更(表示はできるがエンゲージメントは拒否される)が実装されました。

新機能:X TVで動画ハイライト

X TVのプレミアム専用機能として[ハイライト]枠が実装されました。 [ハイライト]タブで動画をハイライト表示した場合、X TVでもハイライト枠に表示されるようになります。

新機能:Xプレミアム資格のプレゼント

Xプレミアムもしくはプレミアムプラス会員資格を他のアカウントにプレゼントできるようになりました。

  • 年払いのみで、費用はプレゼントする側の負担になります。
  • 自動更新ではなく、1年経過するとプレミアム資格は終了します。継続する場合は新たに再購入が必要です。
  • キャンセル・返金はできません。
  • プレミアム資格を受け取るアカウントには通知が表示され、プレミアム資格を受け取るかどうかを選択できます。拒否された場合は購入はキャンセル扱いとなります。
  • プレゼントできる件数は1日あたり3件までです。

新機能:GrokがPDF文書の処理に対応

Grok(生成AI)がPDF文書を扱えるようになりました。文章の要約等にも対応します。

新機能:Instagramストーリーズ共有時にリンク生成

Xの投稿を共有メニューからInstagramストーリーズに共有した場合、下部にXへのリンクスタンプが掲載されるようになりました。

新機能:タイムライン表示・操作の機能強化(iOS)

設定メニュー[タイムライン]-[ポストの操作]で、以下の設定変更が可能になります。

  • [エンゲージメントを表示する]…タイムライン表示時にエンゲージメントアイコン(返信・いいね・RP・ブックマーク)の表示/非表示を変更できるようになります。
  • [ポストのスワイプジェスチャを有効にする]…タイムライン表示時に投稿単体を左右スワイプするすることで、指定したエンゲージメントを付与できるようになります。左スワイプ・右スワイプに対して、[いいね][返信][リポスト][共有する][ブックマーク][興味なし][なし(何も起こらない)]から操作を選択できます。

新機能:リンクにコミュニティノートを付与可能に

リンクURLを対象としたコミュニティノートが作成可能になります。別投稿であっても、同じURLをシェアしているものであれば、全ての投稿に同じコミュニティノートが表示されます。

新機能:ライブ配信巻き戻し&追っかけ再生

ライブ配信をスライダー上で任意のタイミングまで巻き戻して追っかけ再生できるようになります。

新機能:Grok画像生成時にプロンプトのサジェスト表示(Web)

Grokで画像を生成する際に、詳細情報を付与するプロンプトサンプルが表示されるようになります。Web版のみ有効です。

詳細情報用プロンプトサンプルで、「as ○○」のように作品の登場人物名を入れたりすると、指定人物風にコスプレした画像を生成できるようになります。

新機能:Grokで参照リンクをアイコン表示

Grokが情報を表示する際に、参考リンク先を末尾にアイコン表示し、マウスオーバーでリンク先のタイトル・概要・ドメインを表示してくれるようになります。

新機能:コミュニティノートの同一画像/動画への一括表示を選択可能に

画像/動画付き投稿に対してコミュニティノートを作成する場合、同じ画像/動画を使用する全投稿にコミュニティノートを表示するか、単一の投稿にたいしてのみ表示するかを選択できるようになります。

仕様変更:Radarクエリ閲覧機能強化

Radarで保存したクエリをスマホから閲覧する機能が強化されました。

  • プレミアムプラスユーザーでもスマホ上でチャートプレビューの複数表示ができるようになりました。
  • 認証済み組織ユーザーは、スマホからでもプレミアムハブから直接スマホ版Radarにアクセスできるようになりました。(従来はWebからのみ)

仕様変更:認証済みフォロワー数の計測

アナリティクスで計測するフォロワーがが認証済みフォロワー(プレミアム/認証済み組織)になりました。

収益化を行う場合はプレミアムフォロワー数が重要になってくるため、人数の推移を追跡するのに活用できます。

新機能:動画読み込みバッファ表示

動画再生時に、バッファとして読み込みしている部分の範囲が薄く表示されるようになります。

新機能:チーム機能(認証組織専用)

認証済み組織向けのチーム機能が新たに搭載される発表が行われました。

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