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2024年12月のInstagram/Threads規約改定・仕様変更発表まとめ

記事タイトル画像:2024年12月のInstagram/Threads規約改定・仕様変更発表まとめ

2024年12月に公式発表された、Instagram(Threads含む)の主要な規約改定・仕様変更発表のまとめです。

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※規約改定については原則として原文(英語版)の変更点を対象としています。このため、日本語版未反映の内容を扱うことがあります。

※掲載内容はいずれも発表時点の情報に基づいています。最新の公式情報が必要な場合は、別途参照先等にてご確認ください。

要点

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規約改定:コミュニティ規定>児童に対する性的搾取、虐待、児童のヌード

投稿禁止>児童との不適切なやり取り

  • 性的な目的で児童と会うよう手配する行為の禁止について、対象を現実の児童に限定する記述が削除されました。
  • 意図的に児童を性的な言葉やコンテンツにさらす行為の禁止について、児童を性的行為へ誘導する会話・やり取りに条件が限定されました。

アカウント制限(手動・自動適用)

  • 過去の違反行為や違反コンテンツの検索履歴等による成人アカウントの機能制限について、制限される機能の例が「他アカウントへのメッセージ送信」から「アカウントのフォロー」に差し替えられました。

規約改定:コミュニティ規定>人的搾取

投稿禁止(要背景情報)

求人情報に関する制限事項が追加されました。

  • 労働搾取のリスクが高い場所の求人であることが公的機関やMetaのパートナー企業等によって確認された場合、該当する求人情報を削除する場合がある、という規定が追加されました。

規約改定:コミュニティ規定>アカウントの信頼性

アカウント利用制限/停止(ページ/グループ/イベント/広告等の機能単位も含む)

有罪確定済み性犯罪者に対するアカウントや機能の制限/停止について、一部記述が変更されました。

  • 「制限/停止する場合があります(may)」から「制限/停止するよう取り組みます(will work to)」に記述が変更され、処分への積極性が上がりました。
  • 「児童もしくは成人への性的虐待に関連した犯罪による有罪判決」と条件が明示されました。

規約改定:広告規定>差別的な行為

一部記述が変更され、差別禁止対象が拡大されました。

  • 信用貸し・住居・雇用に関する広告(米国向け広告で差別的な扱いを明示的に禁止された特別カテゴリー)について、「信用貸し」が「金融商品・サービス」に置き換わりました。

規約改定:広告規定>健康とウェルネス

肌のアンチエイジング関連で一部の記述が変更されました。

ガイドライン>広告禁止

  • 肌のシワ治療の使用前後比較表示…美容製品に加え、美容処置・整形手術も使用前後比較表示の禁止対象に加わりました。
    また、例示として「ボトックス、皮膚充填剤、またはその他のアンチエイジング治療」と記述が追加されました。

ガイドライン>ターゲティング年齢制限(18歳未満不可)

  • 一般の美容製品/処置/整形手術で使用前後を比較描写する際、ネガティブな自己認識を戦術に用いることを禁止する規定の例外に「肌の老化やしわの変化」がありましたが、これが削除(例外扱いを除外)されました。
  • ボトックス等による肌のアンチエイジング処置について、「時間をかけて得られる現実的な結果を反映させること」「使用前後の比較を含めないこと」を条件に、拡大/接写画像の表示や特定部位の強調が許可されました。

新機能(Instagram):一斉配信チャンネル機能更新

一斉配信チャンネルの機能が強化されます。

返信

  • チャンネルメンバーのコメントに返信をツリー状に付加できるようになります。
  • 機能のオン/オフは管理人側で制御できます。
  • 返信に嫌がらせコメント等が発生した場合は、返信の削除や報告等も可能です。

プロンプト

  • チャンネルに新規に参加したメンバーに、あらかじめ設定した定型メッセージを表示できます。

インサイト&ベストプラクティス

  • チャンネル内のインタラクション数を集計したり、効果を高めるためのアドバイスを表示したりする管理画面が追加されます。

新機能(Instagram):トライアルリール

フォロワーとのコミュニケーションにいきなり投入しづらいような実験的なリールを出したい場合向けに、フォロワー以外を表示対象とするリールを出せるようになります。

  • リールを投稿する前の確認画面で[トライアル]のチェックをオンにすると、リールをトライアルリール扱いで投稿します。
  • フォロワー向けに出しても問題なさそうと判断できた場合は、あとから[全員と共有]を選択すれば、フォロワーにも公開されます。
  • リールがトライアルであるか否かは投稿者本人以外には表示されません。

新機能(Threads):予約投稿

予約投稿のテストが一部で開始されました。

  • 自分が試験実装対象者になると、投稿編集画面右上の[…]メニューに予約投稿の項目が現れ、日時指定が可能になります。
    (何日先まで可能かは不明ですが、投稿画像では最低限5日後くらいまで対応している様子)
  • 予約投稿原稿は下書きに入ります。下書きを消すと予約投稿のキャンセルが可能です。
  • スレッド元投稿(返信でない)のみ予約投稿可能です。返信は予約投稿できません。

新機能(Threads):メディアを再利用した投稿作成

自分や他人の投稿した静止画・動画を、自分の別投稿で再利用できるようになります。X/Twitterでいう、静止画・動画長押しメニューの[画像をポスト][動画をポスト]に相当します。
引用投稿との違いは、元投稿のテキストは使われず、メディアだけ再利用されるところです。

機能詳細

  • スマホアプリでメディア(静止画・動画等)を長押しして[メディアを使う]をタップすると、編集画面が開き、再利用したメディアが入ります。
  • メディアの左上には元投稿者のユーザーIDが表示され、タップすると元の投稿をたどれます。
  • メディアの右下には、メディアが再利用された回数が表示され、タップすると該当メディアを再利用した投稿が一覧表示されます。
  • 元の投稿者がメディアの再利用許可を出していない場合は再利用できません。

なお、2024年12月末時点では機能のほとんどがスマホアプリ版のみで、Web版は未対応です。(表示・許可設定は可)

メディア再利用の許可設定について

  • 自分のメディアの再利用許可は初期状態で有効(許可)になっており、再利用されたくない場合は、設定でのオプトアウト処理が必要です。
  • プロフィール画面から設定メニュー[アカウント]→[メディア]→[メディアの再利用]を開いてオフにすると、以降の全投稿に一律で変更後の設定が適用されます。
  • 設定変更が過去の投稿に遡って適用されることはありません。投稿[…]メニュー→[返信と引用ができる人]のように投稿後に個別に設定を切り替えることもできません。

新機能(Threads):まとめてフォロー

  • ユーザーが興味を持っていそうなジャンルの投稿を行うアカウントをまとめてフォローできる機能が追加されます。

新機能(Threads):検索条件設定

検索機能に以下の条件絞り込み機能が追加されます。

  • 投稿日の範囲(検索開始日~終了日)の指定に対応します。
  • 投稿者(ユーザーID)の指定に対応します。

新機能(Threads):投稿単位の効果測定

  • インサイト画面内に[トップ投稿]枠が追加され、指定期間内で閲覧・いいね・返信の多い投稿を簡単に確認できるようになります。

新機能(Threads):他サーバーユーザーの越境フォロー

  • フェディバース上でThreadsと連合している他サーバーのユーザーがいいね・返信・引用等でThreads内投稿に絡んできている場合、プロフィールをたどってThreadsからフォローできるようになります。

新機能(Threads):Threads API機能強化

Threads APIに以下の機能が追加されます。

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