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2025年2月のX(旧Twitter)規約改定・仕様変更発表まとめ

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2025年2月に公式発表された、X(旧Twitter)の主要な規約改定・仕様変更等のまとめです。

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※規約改定については原則として原文(英語版)の変更点を対象としています。このため、日本語版未反映の内容を扱うことがあります。

※掲載内容はいずれも発表時点の情報に基づいています。最新の公式情報が必要な場合は、別途参照先等にてご確認ください。

要点

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規約改定:サブスクリプションクリエイター利用規約

2025年3月15日発効の新バージョンについて、以下の変更が追加で行われました。

前文

  • クリエイター要件から「合法な米国居住者であること」という条件が削除されました。

規約改定:Xルール>暴力的な内容 / 亡くなられた人について

ポリシーの統合

  • 「亡くなられた人について」ポリシー(人が死ぬ瞬間に関する残酷画像/映像の禁止規定)が「暴力的な内容」ポリシー内に移転・統合され、単独ポリシーとしては削除されました。
    他ポリシーから同ポリシーへのリンクも更新されています。
    ※故人のアカウント管理(削除依頼)については「亡くなられたユーザーのアカウントについてのご連絡方法」ポリシーでそのまま存続しています。

規約改定:Xルール>Illegal and Regulated Behaviors (違法行為および規制行為) ※旧:違法または特定の規制物品/サービス

ポリシーが移転・改名・全面改稿されました。

名称・URL変更

  • ポリシー名・URLが変更になり、「商品・サービス」に含まれない行為も規制対象になりました。
  • 他ポリシーから本ポリシーへのリンクもURLが更新されました。
  • 2月末時点では旧ポリシー英語版は削除済みで、日本語版のみ残存しています。旧ポリシー→新ポリシーへのリダイレクトはないため、ポリシー一覧等からたどり直す必要があります。

規制対象の詳細化

全体的に詳細化され、規制ジャンル別の定義と例による構成に変わりました。具体的に追記された例としては以下の通りです。

  • 人身搾取…性的人身売買、労働搾取、人身売買、臓器/人体売買
  • 性的サービス…売春、デリバリー系性的サービス、性的マッサージ、パパ活/ママ活、その他の搾取性が不明瞭な性的サービス

ペナルティの種類追加

  • ペナルティの種類に[投稿削除要求]が追加されました。従来はアカウント凍結のみだったので、一段緩い処分が増えたことになります。
    投稿削除より緩いペナルティ(表示率低下やエンゲージメント制限等)の記載はありません。
  • 異議申し立てが可能な点については従来通りです。

規約改定:広告ポリシー>金融商品・サービス

金融機関、金融商品・サービス>国別のポリシー

地域別特記事項にオマーン向けのセクションが加わり、以下の規定が追加されました。

  • 金融関連の広告をオマーンに配信するには、広告主がオマーン国内で営業許可を受けた金融機関である必要があります。

規約改定:広告ポリシー>賭博関連のコンテンツ

地域別特記事項>ブラジル

  • 制限付き許可対象のうち、「スポーツベッティング」が「認可を受けたオンラインギャンブル運営者」に置き換わり、認可を受けていれば許可対象がスポーツ関連に限定されなくなりました。

規約改定:広告ポリシー>政治に関するコンテンツ

広告許可地域の追加

  • 政治に関するコンテンツの広告の許可地域にインドが追加されました。

地域別特記事項>インド

インド向けに地域別特記事項のセクションが追加されました。

  • 政治に関するコンテンツの広告を出稿できるのは、政府公式の機関/官庁に限られます。広告出稿時は前もって認証処理を行う必要があります。

仕様変更:コミュニティの公開化

コミュニティの仕様が変更になり、非公開投稿によるクローズドなグループの作成・運営手段としては事実上解体されました。公開グループの運営手段としては引き続き活用可能です。

  • コミュニティの投稿(返信含む)が、コミュニティ外のメンバーにも表示されるようになります。
  • コミュニティ不参加者でも、コミュニティの投稿に返信できます。ツリー上の表示優先順位はコミュニティ参加者の方が上です。
  • コミュニティが削除されても、コミュニティ内の投稿は各投稿者の個人投稿として存在し続けます。投稿者は一般の投稿と同様に各自過去の投稿を削除できます。

新機能:コミュニティ機能の強化

コミュニティ関連で以下の機能が強化されました。

  • 全コミュニティ投稿をプロフィールに固定表示(ピン留め)できるようになりました。
  • プレミアムユーザーのコミュニティ加入数上限が50になりました。
  • コミュニティ管理者・モデレーター・メンバーのバッジがAndroidでも表示されるようになりました。

新機能:メディア関連のAPI追加

以下のメディアメタデータ取り扱い機能に対応したAPI v2 エンドポイントが追加されました。

新機能:サブスクリプション課金ユーザー確認のAPI追加

クリエイターサブスクリプション関連で以下のフィールドが追加されます。

  • クリエイター(サブスクリプション提供者)が、サブスクリプション登録しているユーザーの情報をAPI経由で取得できるようになります。

新機能:引用元の添付メディア情報を取得

  • 引用投稿を行った場合、引用されている投稿に添付されている静止画/動画の情報が、追加リクエストなしで取得できるようになります。

新機能:コミュニティノートリクエスト機能をノート作成権限保有者にも開放

  • 従来ノート作成権限を持たないユーザー向けの機能であった「コミュニティノートをリクエスト」が、ノート作成権限を持つユーザーでも使えるようになりました。

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