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2025年2月のYouTube/Google広告規約改定・仕様変更発表まとめ

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2025年2月に公式発表された、YouTube/Google広告の主要な規約改定・仕様変更等のまとめです。

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※規約改定については原則として原文(英語版)の変更点を対象としています。このため、日本語版未反映の内容を扱うことがあります。

※掲載内容はいずれも発表時点の情報に基づいています。最新の公式情報が必要な場合は、別途参照先等にてご確認ください。

要点

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規約改定:YouTubeのポリシー>ヘイトスピーチに関するポリシー

ポリシーによる影響>コンテンツを投稿する場合>このポリシーに違反する他の種類のコンテンツ

  • 保護対象グループへの所属に基いて、個人・集団の身体的・精神的劣位を主張する行為の禁止について、対象者が損傷している(damaged)と主張する行為が禁止例から削除されました。

規約改定:YouTubeパートナープログラム>広告掲載に適したコンテンツのガイドライン

全体的な変更

  • 一部動画の収益化除外処分について、「なる(will)」から「なる可能性がある(may)」に柔軟化されました。
  • 不適切表現の修正が必要な部分について、「検閲された(censored)」から「隠ぺい処理された(obscured)」に用語が変更されました。必要な処理自体は変更ありません。

暴力

  • 冒頭の例示の広告許可例のうち「報道のコンテキストでテロ攻撃などの暴力的な出来事に関する権威あるニュース報道を提供している動画」について「権威ある(authoritative)」という記述が削除されました。
  • 収益化制限対象例から「負傷が視認できる生々しい法執行」が削除されました。
  • 収益化除外対象例から「法執行と身体的衝突…非教育的な文脈での、警察の残虐行為にフォーカスした表示」が削除されました。

有害な行為や信頼できないコンテンツ

  • 収益化許可対象例「有害な誤情報が虚偽であることを実証することに重点を置いた教育的またはドキュメンタリーのコンテンツ」、および有害な誤情報の収益化除外について、誤情報の例示(Pizzagate、QAnon、StopTheSteal)が削除されました。
  • 収益化除外対象例からCOVID-19(新型コロナウィルス)関連の細かい例が削除され、簡略化されました。コロナ関連の有害な誤情報を除外するという点については変更はありません。

差別的または中傷的なコンテンツ

  • 収益化許可/制限対象例のうち、性的少数者差別に関する例を挙げた記述(ホモフォビア、トランスの権利)が、より一般的な差別の話に抽象化されました。

規約改定:Google広告ポリシー>暗号通貨と関連商品

広告許可地域追加(南アフリカ)

  • 南アフリカ共和国が、暗号通貨関連サービスの広告配信許可地域に追加されました。
    ハードウェアウォレット、暗号通貨取引、暗号通貨ソフトウェアウォレットについて、認証を受けることで出稿が可能になります。
    暗号通貨信託については許可対象外です。

規約改定:Google広告ポリシー>出会い系とコンパニオンサービス

制限内容の変更

  • [情報集約サイト]が[広告禁止]から[広告制限]に移動し、制限が緩和されました。
  • [制限付きの出会い系とコンパニオンサービス]セクションで、例が[情報集約サイト](禁止から移動)、[際どいコンテンツ]、[性的なテーマや性行為]のサブセクションに分割されました。

発効延期

  • 発効予定日が2025年3月4日から4月9日に繰り下がりました。
  • なお、発効日までにGoogleの広告主認定が必要になる点は変更ありません。

規約改定:Google広告ポリシー>ギャンブル、ゲーム

地域別特記事項追加(アンゴラ)

ギャンブル広告の国別規定について、アンゴラの許可規定が追加されました。

  • スポーツ賭博、オンラインゲーム、ギャンブル系宝くじについて、国内公的所轄機関であるInstituto de Supervisão de Jogos(アンゴラ遊戯監督協会)から認可を受けた登録済み運営業者のみ、広告出稿が可能になります。

規約改定:Google広告ポリシー>商標

  • [2023年7月24日より前に提出された商標侵害の申し立て]セクションが削除されました。
    (申し立てによって発生する広告制限は2024年で廃止されています)

規約改定:広告のフォーマットと機能>サイトリンクアセットの要件

  • [重複したURL]セクション(同一キャンペーン/広告グループで、同一LP/コンテンツの広告が重複するのを禁止する規定)が削除されました。

新機能:Veo 2(生成AI)でショート動画背景を作成

  • YouTubeの動画生成AI「Veo 2」が、YouTube Shortsの背景生成機能「Dream Screen」と連携し、使いやすくなります。
    メニュー[グリーンスクリーン]→[ドリームスクリーン]から利用できます。

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