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2025年3月のInstagram/Threads規約改定・仕様変更発表まとめ

記事タイトル画像:2025年3月のInstagram/Threads規約改定・仕様変更発表まとめ

2025年3月に公式発表された、Instagram(Threads含む)の主要な規約改定・仕様変更発表のまとめです。

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※規約改定については原則として原文(英語版)の変更点を対象としています。このため、日本語版未反映の内容を扱うことがあります。

※掲載内容はいずれも発表時点の情報に基づいています。最新の公式情報が必要な場合は、別途参照先等にてご確認ください。

要点

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規約改定:コミュニティ規定>アカウントの信頼性

アカウント停止処分…軽微な文言修正

  • アカウント/ページ/グループ/イベント/ビジネスアセットの制限・停止に関する規定で、軽微な文言修正が行われました。規定の増減・変更は特にありません。

規約改定:コミュニティ規定>誤情報

ポリシーの基本理念…コミュニティノート移行に関する更新

  • ファクトチェックにおける外部パートナーとの連携について「米国以外で」と明示され、米国が該当から除外されました。
  • 米国を皮切りに、Facebook・Instagram・Threadsへコミュニティノート制度を導入するという記載が追加されました。

規約改定:広告規定>薬物および医薬品

禁止事項…規定移動

  • 禁止事項「危険性の高い薬物を描写する商品の販売を宣伝すること」が[薬物および医薬品]セクションから[危険性の高い薬物、非医療用の薬物および幻覚剤]セクションに移動しました。

規約改定:広告規定>オンラインギャンブルおよびオンラインゲーム

ガイドライン…広告可能地域追加

  • オンラインギャンブル等の広告主申請を受け付ける地域に、3月6日付でアルゼンチン、ベルギー、クロアチア、ガーナ、ハンガリー、パナマの6ヶ国が追加されました。
    (ただしベルギーはその後3月29日に削除されています)

新機能(Instagram):Instagramログイン用APIで使えるインサイト測定項目が追加

  • 従来Facebookログイン用Instagram APIでのみ使用可能だった以下のインサイト測定項目が、Instagramログイン用Instagram APIでも利用できるようになりました。
    • コンテンツ単体の視聴回数(投稿、ストーリー、リール等)
    • プロフィール画面アクセス数や自分とやり取りした人の総数
    • フォロワーの傾向(居住地・年齢層等)
    従来のFacebookログイン用Instagram APIでも同機能は引き続き利用可能ですが、今後についてはMetaとしてはInstagramログイン用Instagram APIの方の利用を推奨しています。

新機能(Instagram):Marketing APIがパートナーシップ広告に対応

  • InstagramのAPIを使って、他のアカウントの投稿(提携クリエイターとコラボして作ってもらった宣伝コンテンツ等)に広告費を投入して表示をブーストさせることが可能になりました。

新機能(Instagram):スクールパートナーシッププログラム(米国のみ)

  • 米国の中学校・高校向けに、MetaがInstagram内でのいじめ対策の支援を行う「スクールパートナーシッププログラム」という制度が開始されます。(試験運営は既に昨年60校で実施しており、今回対象を拡大します)
  • パートナー制度を利用する場合は、学校公式のInstagramアカウントでログインした状態で、プロフィールメニューから順番待ち登録を行うと、登録受理後に利用可能となります。
  • 登録した学校アカウントは、以下の特典を受けられるようになります。
    • コミュニティ規定違反をパートナー校アカウントからInstagramに通報した場合、Instagram内で優先的に処理されるようになります。処理結果も、確定し次第速やかにInstagramからアカウントに返されます。
    • 教員・親・保護者・生徒向けに、Instagramを安全に利用するための情報リソースがInstagramから提供されます。
    • プロフィール画面に[School Partner]バナーが表示され、パートナー校であることがわかりやすくなります。バナーをタップすると、パートナープログラムの概要と、詳細情報へのリンクが表示されます。

新機能(Instagram):リール倍速再生

  • リール再生中に動画を長押しすると、再生速度が2倍になる機能が追加されます。

仕様変更(Threads):トピック位置変更

  • 投稿作成時、編集画面から[#]アイコンで本文内に設定していたトピック(他SNSでいうハッシュタグ)が、本文から独立して、ユーザーIDの隣の専用枠に移動します。設定数は従来同様1個だけです。
  • プロフィール画面の設定で、最大10個のトピックを表示し、興味・関心に関する自己紹介として活用できるようにするテストが開始されます。
  • 編集画面上部のトピック欄をタップすると、そのときのトレンドや、過去の投稿からのおすすめを一覧表示します。

新機能(Threads):返信・引用制限の選択肢追加

  • 自分の投稿に返信・引用をつけられるユーザーの制限に、[フォロワー]が追加されました。自分をフォローしているアカウントだけが自分の投稿に返信・引用できるようになります。

仕様変更(Threads):政治的な投稿の段階的復帰

  • 誤情報対策の改善(コミュニティノート制度導入)に伴い、一時的フィード表示から排除されていた政治的なトピックが、よりパーソナライズされたかたちで表示再開予定であることが発表されました。

新機能(Threads):フィードの順序変更

  • フィードタブ長押しメニュー[フィードを編集]で、タブ名左の[≡]を上下にドラッグすると、フィードタブの並び順を変更できるようになりました。
  • 初期表示フィードは先頭(一番左)のタブなので、[フォロー]や任意のカスタムフィードをアプリ起動時に自動表示させることも可能です。

新機能(Threads):動画プレーヤーの強化

  • 動画再生のコントロール機能が追加されました。
    タップで全画面表示すると、再生・一時停止、前後スキップボタン(10秒単位)、シークバーが使えるようになります。

新機能(Threads):音声認識でテキスト作成

  • 音声認識でテキスト原稿を作る機能に対応しました。
    • Threads投稿作成画面内でマイクアイコンをタップして音声を録音すると、自動で文字起こしをしてくれます。
    • 録音時間の上限は30秒です。
    • 録音した音声は標準で投稿に添付されますが、削除することも可能です。
    • 出力されたテキストはコピーするとThreads以外でも使えます。

新機能:コミュニティノート(米国)

  • 米国のFacebook/Instagram/Threadsで、コミュニティノート作成・評価機能のテストが2025年3月18日から開始されました。

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