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2022年11月のTwitter規約改定・仕様変更発表まとめ

記事タイトル画像:2022年11月のTwitter規約改定・仕様変更発表まとめ

2022年11月に公式発表された、Twitterの主要な規約改定・仕様変更等のまとめです。

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※規約改定については原則として原文(英語版)の変更点を対象としています。このため、日本語版未反映の内容を扱うことがあります。

要点

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規約改定:Twitter購入者の利用規約

11/9付けで規約が更新されました。主な変更点は以下の通りです。

前段

  • 「スーパーフォロー」(Super Follows)が「サブスクリプション」(Subscriptions)という名称に変更されました。

同意

  • 法人の担当者がTwitterの有料サービスを利用する場合、該当担当者は所属法人を本規約に拘束する権限を持っている必要があるという規定が追加されました。

お支払い条件

  • 支払い手段にデビットカードが追加されました。
  • 決済時のエラーや遅延に対するTwitterの免責について、決済ネットワークによるエラー・遅延も対象に追加されました。

Twitter Blue利用規約

  • 新4.「英国居住ユーザーの撤回権および返金」のセクションが挿入されました。旧4.以降は1つずつ番号が後ろにずれます。
  • 旧4.「広告なし記事およびトップ記事」…旧4.a「広告なし記事」の部分が丸ごと削除され、「トップ記事」部分のみが、番号繰り下げのうえ新5.に残りました。
    なお、英語原版の見出し名はTop Articlesのままですが、日本語版では見出しの訳が「トップ記事」→「話題の記事」に変更されています。

チケット制スペース利用規約

サブスクリプション利用規約(旧スーパーフォロー利用規約)

  • 名称が変更され、規約の「スーパーフォロー」という用語が全て「サブスクリプション」に置き換えられました。
  • 5.EUまたは英国居住ユーザーの撤回権および返金…Stripeで購入したサブスクリプションのキャンセル・返金について、ヘルプページ記載の手続きを踏むよう記述が追加されました。

規約改定:サブスクリプションクリエイター規約(旧スーパーフォロークリエイター規約)

  • 名称が変更され、規約内の「スーパーフォロー」という用語が全て「サブスクリプション」に置き換えられました。
  • 冒頭にあった、米国居住ユーザーを規約の対象に示す文言が削除されました。
    なお、参加資格を米国居住の18歳以上のユーザーに限定する文言は本文中に存続しているため、制度自体が米国外に解放されたわけではありません。

規約改定:Twitterルール

ルール一覧

一部のルールが名称変更しました。

  • Content Monetization Standards / コンテンツの収益化に関する基準
    → Twitter's Creator Monetization Standards
  • Super Follows policy / スーパーフォローに関するポリシー
    → Subscriptions Policy
    ※一覧上では旧名称のままで、クリックすると新名称で表示
  • Grievance Officer - India / 苦情処理担当者 - インド
    → Twitter India / Twitter Indiaについて

Twitter's Creator Monetization Standards(クリエイターの収益化に関する基準) 旧:コンテンツの収益化に関する基準

有料(課金制)コンテンツで収益を得るユーザーとなるための条件が大幅に加筆されました。主な変更点としては以下の通りです。

  • 有料コンテンツの投稿者自身に関する諸条件が追加されました。(18歳以上、アクティブユーザー継続3ヶ月以上、プロフィール情報やヘッダー画像等基本情報の整備、過去の規約違反ペナルティの有無、アクティブフォロワー1万人以上等、概ねSubscriptionsの基準に準拠)
  • コンテンツの基準に関する記述が項目別に詳細化されました。概ね各種Twitterルールに準じたものになっています。

COVID-19について誤解を招く情報に関するポリシー(廃止)

2022/11/23付けでのポリシー廃止がTwitterブログ内で発表され、ポリシーページ全体が削除されました。その後はTwitterヘルプトップへのリダイレクトになっています。

医療関係の誤情報を規制する代替ポリシーは現状発表されていません。

強制的対応の適用レベルと適用範囲

「COVID-19について誤解を招く情報に関するポリシー」の廃止に伴い、同ポリシーの記述・リンクが削除されました。

合成または操作されたメディアに関するポリシー

「COVID-19について誤解を招く情報に関するポリシー」の廃止に伴い、同ポリシーの記述・リンクが削除されました。

Subscriptions policy(サブスクリプションに関するポリシー) 旧:スーパーフォローに関するポリシー

名称が変更され、ポリシー内の「スーパーフォロー」という用語が全て「サブスクリプション」に置き換えられました。

Twitter Indiaについて(旧:苦情処理担当者 - インド)

旧「苦情処理担当者 - インド」のページが移転・名称変更し、苦情処理窓口情報以外を含めたインド特有の規定を記載するページになりました。

移転に伴い、インドで実装された「確認済み電話番号」マークに関する説明が追加されました。

規約改定:Twitter広告ポリシー

金融商品・サービス

暗号通貨関連の広告配信先として、デンマーク、エジプト、イスラエル、モロッコ、オランダ、オマーン、ポルトガル、タンザニア、ウガンダ、ザンビアが追加されました。

これに伴い、該当地域別の特記事項に、暗号通貨関連の広告はTwitterの事前許可が必要であること(詳細は要問い合わせ)が追加されました。

賭博関連のコンテンツ

一部の地域別特記事項に変更が加わりました。

アルゼンチン

オンラインギャンブル(オンラインカジノ、ポーカー、スポーツベッティング、ファンタジースポーツ、宝くじ、レース系ギャンブル)の広告が条件付きで解禁されました。

出稿にあたって、ギャンブル規制権限を持つ機関の許可およびTwitterの事前許可を得る必要があります。

エクアドル、ポーランド

スポーツベッティングの広告が解禁されました。Twitterの事前許可が必要です。

インド

以下の変更が加わりました。

  • 全国共通
    • 基本プレイ無料ゲーム、ラミー(カードゲームの一種)、ポーカー(オンライン・オフライン問わず)、競馬…「制限付きで許可」に変更(解禁)されました。ただし、種類により一部の州(後述)では引き続き禁止です。
    • インド国内向けにギャンブル関係の広告を配信する場合は、インド広告基準評議会(ASCI)のガイドラインを遵守する必要があります。
  • 一部の州で禁止される項目
    • ファンタジースポーツ…広告配信禁止地域が2州→6州に増えました。
       従来の禁止地域…アッサム州、オリッサ(オディシャ)州
       追加の禁止地域…アルナーチャル・プラデーシュ州、アーンドラ・プラデーシュ州、タミル・ナードゥ州、テランガーナ州
    • ラミー、ポーカー、その他の技術依存のリアルマネーゲーム(いずれもオンライン・オフライン問わず)…アルナーチャル・プラデーシュ州、アッサム州、グジャラート州、オリッサ州、アーンドラ・プラデーシュ州、タミル・ナードゥ州、テランガーナ州での広告配信は引き続き禁止です。
    • 競馬(馬券購入)…オリッサ州、シッキム州、タミル・ナードゥ州では引き続き禁止です。

トレンドテイクオーバーに関するガイドライン

アルゼンチン向けの地域別規定で、ギャンブル関連のトレンドテイクオーバープラス利用が可能になりました。(「賭博関連のコンテンツ」ポリシーで許可された種類に限ります)

仕様変更:認証バッジの移行&Twitter Blue価格改定に関する動き

新たにTwitterのCEOに就任したイーロン・マスク氏が、なりすましアカウント対策の一環として、従来の認証チェックマーク用の認証制度を廃止し、Twitter Blue登録を認証マーク付与の条件とする変更を発表しました。また、同時に、Twitter Blueの価格改定(US$4.99→US$7.99等)についても発表されました。

その後、2022年11月9日、米国・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・英国で、同日以降Twitter Blue(iOS版)登録者には自動的にバッジが付与が付与されるようになり、従来の認証手続きは受付を停止しました。

本件に関するマスク氏のツイートは以下の通りです。

※マスク氏のTwitter社CEO就任以降、認証マーク(@verified)新しいウィンドウで開きますTwitter Blue(@TwitterBlue)新しいウィンドウで開きますを含む各種Twitter公式アカウントは大半が更新を停止もしくは大幅縮小しており、11月以降の各種発表は概ねマスク氏個人のアカウントから行われています。

仕様変更:なりすましアカウントの規制強化

イーロン・マスク氏から、なりすましアカウントの規制強化に関する発表が行われました。

  • パロディアカウントは「パロディ」であることを明記しない場合、アカウントが永久凍結される(従来は警告を挟んでいたが、警告なしの一発凍結に変更)
  • 認証済みアカウントが名称を変更した場合、一時的に認証マークを喪失する

仕様変更:スーパーフォロー→サブスクリプションへの名称変更

「スーパーフォロー」(Super Follows)が「サブスクリプション」(Subscriptions)という名称に変更されました。公式アカウントのユーザーIDも変更されています(@SuperFollows → @Subscriptions)。

仕様変更:[公式]ラベル表記

なりすまし防止の一環として、従来の認証アカウントには青いチェックマーク以外に、ユーザー名の下に[公式]という表記が追加されました。

新機能(予定):長文ツイート添付機能

イーロン・マスク氏が、長文ツイートを添付する機能について言及しました。
なお、Twitterは以前から、外部有料ブログサービス「Revue新しいウィンドウで開きます」を買収・統合したうえで長文記事(ノート)作成機能「Twitter Write新しいウィンドウで開きます」の開発を進めていました。そのことかという質問に対してマスク氏は「そんな感じの何か」と回答しています。

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