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2023年7月のInstagram規約改定・仕様変更発表まとめ

記事タイトル画像:2023年7月のInstagram仕様変更発表まとめ

2023年7月に公式発表された、Instagramの主要な規約改定・仕様変更発表のまとめです。

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※規約改定については原則として原文(英語版)の変更点を対象としています。このため、日本語版未反映の内容を扱うことがあります。

要点

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仕様変更:プライバシーポリシー

以下が変更されました。更新日表記は2023年6月15日のまま変わりません。

  • 対象となるMeta製品について、Instagramに「Threadsを含む」と注記が追加されました。
  • 収集情報のうち、Meta製品をする端末でのユーザー操作追跡について「アプリがフォアグラウンドにあるか、マウスが動いているか(これによりボットと人間の識別ができる)」という注記が追加されました。

仕様変更:広告規定

タバコおよび関連製品

以下の変更が行われました。

  • 広告可能な禁煙用製品について、「世界保健機関(WHO)もしくは米国食品医薬品局(FDA)の承認を受けているもの」という条件が追加されました。出稿にあたっては各国の法令や業界自主規制・ガイドラインを遵守する必要があります。
  • 広告禁止対象である電子タバコ・加熱タバコ等について、「ニコチンを摂取する電子機構を持つ製品」という記述が追加されました。

CBDおよび関連製品(旧称:大麻および関連製品)

セクション名のほか、以下の内容が変更されました。

  • 従来禁止対象であったカンナビジオール(CBD)および類似カンナビノイド製品については、広告主が以下の条件を満たすことで広告が許可されるようになりました。
    • 事前にMetaの書面許可を得ること(希望する場合フォームから問い合わせ)
    • LegitScriptに登録し承認を受けること
  • 広告内容および設定については以下の条件が追加されました。
    • テトラヒドロカンナビノール(THC)含有率が0.3%を超えないこと
    • ターゲティング先を米国に限定すること
    • ターゲティング年齢を18歳以上に限定すること

なお、麻薬効果の低い大麻(ヘンプ)については、THC含有率0.3%以下で、配信先がカナダ・メキシコ・米国に限定される限り、従来通り書面許可は必要ありません。

新機能:Threads

Instagramチームが提供する新コミュニケーションアプリ「Threads(スレッズ)」がリリースされました。

  • iOS・Androidアプリでの提供となり、ブラウザ版やWindows/Mac版アプリについては今のところ言及はありません。
  • アカウントはInstagramのものを使用します。(ない場合はInstagramアカウントの新規作成が必要)
  • テキスト(最大500文字)、リンク、静止画、動画(最大5分間)が投稿できます。
  • メンション/返信許可対象の限定、NGワードのフィルタリング、ユーザーのブロック/ミュート等の各種制限機能もあります。なおInstagramでのブロック情報はThreadsに自動継承されます。
  • ActivityPub…W3Cで提案が進んでいる分散型SNSの相互運用規格への対応が計画されています。

新機能:サブスクリプション機能の地域拡大(日本含む)

従来米国限定だったサブスクリプション機能が、日本を含む10ヶ国で8月ごろ解禁される予定です。

有料登録者限定のコンテンツ投稿・配信・バッジ付与等の施策によるマネタイズが可能になります。

新機能:リール制作ツールの機能強化

リールの制作を効率化する新機能が追加されました。

  • 素材とテンプレートを選択するだけで簡単にリールがタイムライン編集できるようになりました。
  • ARエフェクトをリールに自動付加できるようになりました。
  • 今後数週間で、リールにテキストとトランジションを自動付加する機能が追加される予定です。

新機能:Meta認証

一般の個人もしくはクリエイター向けの認証制度「Meta認証」の提供が日本でも始まりました。

  • 認証バッジのほか、なりすましアカウントの監視サポートや認証ユーザー専用スタンプ等の特典が受けられます。
  • FacebookもしくはInstagramから直接購入する仕組みで、アプリからは月額2000円、Webからは月額1600円(ともに税込)がかかります。
  • 利用する場合、本人確認書類の提出、本名の使用、プロフィールアイコンへの顔写真使用等の条件があります。(友達/フォロワー数等有名度に関する規定はありません)
  • 認証完了後は氏名・プロフィールアイコンの変更可能頻度が60日に1回に制限されます。

公人・著名人・ブランド向けの認証バッジ(無料)は従来通り無料で提供されます。既存の方式での無料認証バッジリクエストも、引き続き継続します。

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